難易度が高い浮気調査の事例【対象者が元探偵だったケース】

難易度が高い浮気調査の事例【対象者が元探偵だったケース】

浮気調査と一口に言っても、その調査の難易度は案件ごとに大きく異なっています。ではどのような案件が難しいか?というと、対象者の警戒心が強かったり、行動パターンに規則性が無かったりするケースです。

これまでに経験した難易度の高い調査の中に、対象者が元探偵で、尚且つ現在は中古車販売店を経営していて毎日使用する車が変わるという案件がありました。

通常、移動手段が車を使用する対象者の場合、使用車両にGPSを設置して機材の動きを監視したり追跡に使用したりします。しかし、使用車両が複数台ある対象者の場合、3台ほどなら全てにGPSを設置しますが、全くどの車を使用するか分からない、という場合にはGPSに頼らず車両尾行でバレないように追跡していくしかありません。

GPSがついていない車両を追跡する場合、当然のことながら一度見失ってしまったら再び見つけ出すことはほぼ不可能となります。ただし、だからと言って見失わないようにずっと追跡したら発覚する原因にもなります。対象者が探偵をした経験があるならば、より発覚の可能性が高くなります。

そんな難易度が高く、証拠が撮れるかどうか?といった案件の調査内容と、成功に至った経緯を紹介していきたいと思います。

1.難易度が高かった浮気調査の相談内容

悩む

対象者はあまり帰宅しておらず、現在、どこで何をしているのかも分かりません。中古車販売店を経営しているため売り物や代車の車も乗る事もあります。そのため使用車両が分からないです。また、対象者は昔探偵の仕事をしていた経験があり、勘が鋭いということでした。

こういった案件では、調査員が成功率を上げるために事前にできることが少なく、調査もリアルタイムで行わないと結果が出ないため、調査の難易度が高いです。また、調査中に一度失敗してしまうと取り返しのつかない案件が多く、この場合はどの車に乗るか分からないということよりも、対象者が元探偵ということの方が取り返しのつかない案件になる大きな要素でした

用心に越したことはありませんが、普通の対象者だと気にもしない事を、元探偵のような勘の鋭い対象者はすぐに不審に感じ、気にしだします。ですので、この案件に対しては様々な調査術や調査方法を駆使しました。

2.難易度が高い浮気調査をどのような方法で実施したか?

初日の調査では発覚と警戒させないように注意

初日の調査は、今日が怪しいという依頼者からの連絡が入ったため、調査に入りました。

初回、調査員が気を付けたことは「発覚・警戒」をさせないということでした。通常の案件より発覚・警戒される可能性が高いため、最悪の場合、発覚するぐらいならば見失ってしまう方がいいと判断したからです。

また、今回のケースは毎回勤務後があやしいため、発覚しなければ次回以降も調査を行うことが可能でした。対象者の勤務先が中古車販売店のため、GPSを長期間設置して監視するといった調査方法がとれません。対象者が使用する車両が売り物や代車の可能性があり、修理等で車の下に潜り込まれるとGPSが見つかりやすいからです。

調査方針を立てた調査員は、対象者の勤務先に到着します。幸いなことに、勤務先自体はそこまで広くなく、対象者も早い段階で勤務している姿を確認することができました。勤務が終わると勤務先に停めている一台の車の付近で通話をしながら、うろうろしだしました。周りを見渡しているようにも見えます。

調査員は、じっと動かず、調査車両から息を潜めて対象者の動きを観察します。浮気や不倫をするとき、対象者は周囲に対して警戒する傾向にあります。果たして、この行動は対象者の警戒行動なのか。それとも、ただの電話するときの癖なのか。調査員は冷静に見極めます。

30分ほど通話をした後、何事もなく対象者がその車に乗り込みました。調査員は、まだ怪しんでいないと判断し、対象者の車の発進と同時に追跡を開始しました。

対象者の運転が荒く、何度も見失いかけたり、信号に捕まりそうになりましたが、何とか停車するところまで追跡することができました。先程の運転も調査員は気になります。日頃の運転があのようなものなのか。それとも、浮気をする時はあのような運転をして、ついてきている車を判断しているのか。何せ初回の調査なので対象者の傾向や行動が全く分かっていないため、判断のしようがありません。どちらにせよ調査員は、本日の調査はもうすぐ終了しようと考えていました。次回の調査に進展がある情報を入手した時点で調査を終了し、警戒を与えることなく徐々に調査を進めていこうとしていました。

隙を見て当日使用している車両にGPSを装着

停車した先はスーパーマーケットの隣の路上で、もしや愛人がこの辺に住んでいる、あるいは勤務しているかもしれないと思い浮かびましたが、そうではありませんでした。対象者は降車すると、スーパーマーケットに入り、トイレに入りました。チャンスです!

GPS

素早く調査員は、対象者の車にGPSを設置し、距離を取ります。このようなケースの車やレンタカーは当日GPSを設置して、その日のうちに外すといった調査方法を行うことが多いです。トイレから出た対象者は再び乗車しましたが、10分経っても20分経っても動きません。

遠目から確認できる車内は明かりが漏れており、おそらく携帯電話を操作している様に見えましたが、調査員は警戒行動かもしれない。もし警戒行動ならヤバいと判断し、対象者の車が見れるぎりぎりの位置で監視を続けます。乗車してから20分後突然発進しますが、その時点でGPSを取り付けていた為、無理せずにGPSを頼りに駐車位置を確認します。

怪しいコインパーキング付近に愛人宅があると特定

駐車している位置はコインパーキングでした。そのコインパーキングは小さく、何かこの周辺に用事か無いと利用する可能性は低いような場所でした。実際周囲には、コンビニエンスストアの他は、マンションだらけで、調査員はおそらく愛人宅がこの近くにあるのだろうと判断しました。

対象者の車に設置していたGPSを忘れず回収し、本日の調査はここで終了しました。対象者がマンションから外を見ているような可能性もあるため、今日はここで調査を終了し、後日怪しいと思われる日に待ちかまえる作戦に切り替えます。

対象者が出てくるマンションを特定するのは、マンションの数が多いため現実的ではないからです。それよりも待ちかまえてマンションを特定させる方がリスクが低く、成果をあげやすいです。依頼者の都合や要望にもよりますが、基本的に調査員はハイリスクな調査は行いません。

2回目の調査で待ち構えて愛人宅を特定

今日も遅くなるといった情報が依頼者から連絡が入ったため、二回目の調査に入りました。今回は前回のコインパーキングで待ち構えて、対象者がそのあとどのような行動をするのか。どこに入るのかを見ることにしました。

しかし、コインパーキングで最初から待ちかまえるようなことはしません。どの車両を使用するか分からない状態では対象がコインパーキングに来ても見落としてしまったり、対象者の車が来ているのに尾行を開始しやすい配置をとることが遅くれてしまい発覚してしまったりします。今回は、調査班を分け、対象者の中古車販売店とコインパーキングに別れて調査を開始しました。

前回同様、勤務している対象者をすぐに確認できました。時間通り勤務が終わり、一台の車に乗車します。やはりというか、前回の車両とは違う車でした。発進したあと、どの方角に行ったか分かる程度に調査員は追跡します。対象者の向かっている先はコインパーキングではありませんでした。ですが、無茶はしません。信号で捕まってしまい、追跡不可能となった調査員は、コインパーキングで待機している調査員に連絡し、対象者の本日の服装と使用車両の情報を伝え、二班がコインパーキングを固めました。

どこからきてもすぐに対象者の車がわかるように調査員を配置して待機します。2時間後、勤務先から出た車と同じ対象者の車がコインパーキングに駐車します。緊張が走る調査員達。すぐさま、尾行しやすいポジションを確保し、対象者が降車するのを待ちます。すると、降りてきたのは対象者だけではなく愛人と思われる格好をした女性でした。

撮影準備をしていたこともあり、対象者に怪しまれることなくそこから追いかけ、愛人宅であるマンションを判明させることができました。その時は無理をせず建物までだけを特定し、中まではついていきませんでした。後は、どの号室を判明させれば上々です。

通常の対象者だと一緒にエレベーターに乗り込み、二人が部屋に入る所を目視するのですが、今回のケースは対象者が元探偵ということもあり、その方法をとることは即発覚や警戒の可能性が出てきてしまいます。そこで、調査員は別の判明方法を用いました。

愛人宅の部屋番号を判明させた方法はポスト

愛人女性が建物に入るなり、ポストを開けて郵便物を確認したのを調査員は確認しました。しっかりとその場所を記憶しておきます。二人がエレベーターに乗車しても調査員は乗り込みません。階数だけ確認します。

確認したポストの号室の階数と見比べ、警戒しているのか否かを判断するためです。もし、確認した階数と違う階で停止した場合は警戒していると考えて間違いありません。エレベーターは無事に確認した階数に停止し、警戒していないと調査員は判断しました。ポスト

不貞行為の証拠として建物から出てくるところを撮影

不貞行為の撮影は愛人宅から出てきたところを撮影する必要があります。調査車両二台が複数個所あるマンションの出入口をカメラを回し、撮影します。待つこと3時間。対象者がきょろきょろしながら裏口から出てきました。警戒しての行動なのかは分かりませんが無事に撮影することに成功しました。

不貞行為の証拠を無事に撮影することができた調査員は、その後、依頼者から怪しいと思う日すべてを調査に入り、愛人宅の出入りの撮影をすることができました。対象者は毎回マンションから出てくるときは違う出口を使用していたことも分かり、警戒を与えない調査方針が成功だったと分かりました。

まとめ

今回紹介した調査では、対象者が元探偵であるということに加え、使用車両が複数台あり、調査が難しいものでした。元探偵のような対象者は非常に警戒心が強く、一度警戒させてしまうと発覚してしまいます。

一度で決めようとせず、警戒を与えない調査を優先するという調査方針が成功する要因となりました。使用車両が複数台あっても、GPSを使用できるときは活用し、依頼者の情報を最大限に調査に生かす様になるべく対象者を追わない工夫をすることが肝要です。

難易度が高い浮気調査の事例【対象者が元探偵だったケース】