探偵にとって、浮気調査の難易度は現場ごとに異なります。
自宅や勤務先は張り込みがしやすい場所なのか?対象者は警戒していないのか?不貞場所や不貞行為が行われる日時が事前にわかるのか?によって、調査の難易度は大きく変化します。
探偵社には、対象者についての情報量が多いものや少ないものなど、様々なご依頼が舞い込んできますが、中には不貞場所・不貞日時がはっきりとしているご依頼もあります。そういった情報があると調査が比較的スムーズかつ簡単に証拠が撮れることにもなります。
今回は、これまでに経験した浮気調査の中で、簡単に証拠が撮れるものの特徴や料金について紹介していきます。
目次
1.簡単に証拠が撮れる浮気調査の依頼内容とは
妻の浮気調査で、依頼される前にほとんどの情報がわかっていたケース
そのご依頼は、対象者は奥様で、夫である依頼者様の仕事が夜勤の日に家に男性を連れ込んでいるといった内容でした。
依頼者様は依頼前に自分が帰宅した際、部屋の鍵が閉まっていることに不審感を抱き、携帯電話の動画撮影機能で既に男性が家から出ていく姿を撮影していました。それに加えて、その男性をご自身で尾行し、大体の住所までわかっていました。
その状態で何故依頼されたかというと、やはり仕事をしながら長時間の調査をするのは難しい上、やはり素人が撮影する映像は証拠として使えないと弁護士に言われた為でした。
2.何故難易度が低い浮気調査だったのか?
前述の通り、依頼者様の情報が豊富であり、尚且つホテルとは違い依頼者様と対象者が住んでいる住居に男性が来るということで、①不貞場所が判明しているということ②事前に依頼者様が撮影していた映像で浮気相手の特徴がわかっていたこと③さらにその住居はマンションでありながら外から玄関の撮影が可能で、コインパーキングから撮影が出来るので張り込みに適した環境だったという3点が理由です。
住居での張り込みの場合、近隣住民などにも気をつけなければならない事が多いのですが、コインパーキングの為その心配もいりませんでした。
3.難易度の低い浮気調査をどのようにして成功させ証拠を撮ったのか?
まずコインパーキングに車を停めて、三脚でカメラを固定し、回し続ける事で、浮気相手が到着し、住居に入ってから出るまで、放っておいてもカメラが証拠を撮影してくれます。もちろん、カメラがズレていないか、バッテリーが切れていないか、メモリーは残っているかなどは頻繁に確認し、手持ちのカメラでも証拠の撮影をしっかりとしました。
依頼者様から夜勤の日に連絡を貰い調査を開始すると、早速その日に浮気相手が現れました。ラブホテルではなく住居での不貞ということで、複数回撮影する必要があったのですが、その浮気相手は、依頼者様が夜勤の日は必ずと言っていいほどその住居に来ていた為、調査が空振りに終わることがなく、スムーズに調査が進み、何度も証拠の撮影が出来ました。浮気相手はその住居から出た後、電車で帰るので居住先の割り出しも比較的簡単に終わりました。
良い映像が欲しいという理由で探偵社に依頼されている以上、腕の見せ所であった為、計3箇所にそれぞれカメラを仕掛け、3方向からのアングルによる証拠映像を撮影しました。
対象者の居住先や勤務先を割り出した後は、尾行を全くする事なく、何度も不貞の証拠を撮影出来るので、警戒などされるはずもなく、あっけなく調査終了となりました。
4.浮気調査の難易度が低い場合、料金はどうなる?
当然ですが、今回のようなケースだと一般的な料金より低くなります。まず動く日がわかっているという点が大きく、その為に無駄な調査時間を使う必要がありません。
また、調査に必要な探偵の人数も少なくて大丈夫なので、人件費も削減できます。
どんな情報(条件)で調査の難易度が下がり、安い料金で調査が出来るのか
- 対象者が行動する日時が分かっている
- 対象者がどこに行くか分かっている
- 対象者がどんな移動手段で動くのか分かっている
- 対象者は内勤で定時勤務
- 不倫相手の情報が特定されている
- 自宅や勤務先などの張り込む建物が小さい
- 張り込み場所周囲の環境的が、張り込みしても違和感が無い
- 不貞場所に滞在する時間、会える時間が限定されている
- 自宅が一戸建てで、前面道路が広い
- 対象者が警戒していない、気付かれていない
まとめ
不貞場所・不貞日時が判明している場合には、無理をして尾行する必要がありません。万が一見失ってしまったとしても、判明している不貞場所で待ち構えていれば、不貞の撮影が出来ます。しかし、今回紹介した依頼のように100%そこに来るという場合を除けば尾行をした方がいいでしょう。
確実な不貞場所・不貞日時がわかっているのなら、調査が失敗に終わってしまう可能性は限りなく0に近いので、安心して調査を依頼してみてはいかがでしょうか。というのも、自分で動いてしまってバレたり警戒を与えてしまった後だと、せっかく簡単に証拠が撮れたものでも撮れなくなってしまうからです。
参考:探偵社に浮気調査を依頼する前にチェックすべき23のポイント
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