「最近、夫や妻の行動が怪しいと感じて浮気を疑い始めたものの、どうすれば良いかわからない。」
「何の確証もない時点でいきなり探偵社や興信所に浮気調査を依頼するのも怖いし、お金もかかりそう」
そんなお悩みを持ちつつもどうすれば分からないという人がまずやれる自分で出来る浮気調査の方法としてGPSを使って行動を把握して浮気の有無を確認するという方法があります。
しかし、いきなりGPSを使うと言っても色々なタイプのものが存在するし、素人の自分なんかに果たして出来るのか?と思われているのではないでしょうか?
そこで浮気調査の専門家である探偵が、GPSを使う場合の基礎知識や、おススメのGPS機器について、また車やバイク、自転車へのGPSの取り付け方について詳しく解説するとともに、探偵がどのようにしてGPSで浮気調査をしているのか、実際の動画もお見せします。
目次
1.どんなGPSを使って自分で浮気調査すれば良いのか?
GPSと言っても、その機能や品質、外観など様々な商品が存在しています。その中でも、誰でも入手が出来る上に浮気調査として利用出来るGPSは、大きく分けて2種類存在しています。
浮気調査において利用した方が良いGPSについて解説していきます。
(1)GPSには「リアルタイム型」と「ロガー型」の2種類ある
GPSには大きく分けて2種類あり「リアルタイム型」と「ロガー型」というものが存在します。見た目や大きさ、取り付け方法などにほとんど違いはありませんが、性能が大きく異なります。
浮気調査を実施し証拠を撮るのであれば絶対にリアルタイム型がオススメです。なぜリアルタイム型なのか?その理由を解説していきます。
(2)浮気調査するならリアルタイム型
リアルタイム型GPSとは、製品本体自体から電波を発信しており、現在位置をパソコンやスマートフォンなどの携帯から常に確認することが可能なタイプのことを言います。
一方、ロガー型GPSというのは製品本体自体に居場所の履歴が記録される仕組みなので、リアルタイムで居場所を把握することが出来ません。
浮気調査にリアルタイム型のGPSが必要なのは、常に居場所がリアルタイムで特定出来なければラブホテルや愛人宅へ行った際の決定的な瞬間を確認することが出来ないからです。
仮に、ロガー型でラブホテルらしき場所の履歴が残っていたとしても、ただの移動記録でしかない為に浮気をしている証拠として使用することは出来ません、
(3)浮気調査に向かないリアルタイム型GPSは?
リアルタイム型GPSで知名度の高い商品としては「ココセコム」という商品で、セキュリティ会社のセコムが販売しているGPSです。ただこのココセコムは浮気調査には向いていません。
その理由としては操作性の悪さ、精度の悪さ、コストの高さとなります。検索するまでに時間がかかる上、使用されている地図が見づらくわかりづらい為、プロの探偵でも使っているところはほぼないと思います。あくまで防犯用としての機能しかありません。
その他、楽天やamazonで市販されていて入手しやすいGPSやキッズ携帯は、GPSではなくPHSの電波による位置計測なので精度が非常に悪く使えません。
(4)GPSを使うならレンタルか購入か?
浮気調査に使用するのであれば、リアルタイム型を使用した方が逐一居場所が分かり、怪しいことが分かった時点で緊急出動して向かうことが可能なことは説明させていただきました。決定的な証拠を撮るのであれば不貞場所(ラブホテルや愛人宅など)へ行く必要があります。
実はこのリアルタイム型GPSは、最近ではレンタルする業者が数多く存在しています。手軽に手続き出来る上に最低でも5日〜から利用可能なため、利用している方が多くいらっしゃいます。
しかし、実のところ浮気調査で利用するのであれば、レンタル業者を利用するのでは無く、プロが使用するGPSを購入してしまった方が、料金的にも安く、品質的にも安心出来ます。
ただ単に大まかな居場所だけ分かれば良いという方であればレンタル品でも問題無いと思いますが、きちんと浮気の事実を把握して証拠が欲しいという方にはプロ用GPSの購入をオススメします。
その理由としては
- 浮気の証拠が撮れるまでの期間レンタルすると、購入した方が圧倒的に安い
- レンタルGPSは見つかった場合に身元がバレてしまう
- レンタルGPSだと、故障・紛失した場合に追加費用が発生してしまう
- レンタルGPSだと浮気調査をするための精度が無く性能も低い
などが挙げられます。
浮気調査をするのであればプロ用のGPSを購入した方が良い理由について、より詳しく書いた記事を参考にしてみてください。
参考:自分で浮気調査をする場合に使用するGPSは、レンタルよりも購入した方が良い8つの理由
(5)リアルタイム型GPSのデメリット
携帯電話の電波を利用して位置を発信する仕組みの為、電波が届かない所では使用出来ません。又、山中や海沿いなどではとても精度が悪くなってしまいます。
その他、GPSは立体駐車場や天井のある場所だと機能しなくなりやすいです。
位置情報を通信する必要がある為に携帯電話と同じく番号が割り当てられておりSIMカードが製品に入っているものもありますので、見つかった場合に身元が判明してしまうという可能性があります。
(6)ロガー型GPSは浮気調査に向かない
GPS本体に位置の情報を記録していき、後で回収してパソコンで行動をチェックできます。リアルタイムでの行動把握が出来ないので全て後でしか分かりませんが、どういった行動をしていたのかは大体把握出来ます。
しかし、浮気調査を行い証拠を撮るのであれば、リアルタイムでどのように動いているかが分からないといけない為、浮気調査には向いていません。
地図上だけの情報になるので、これだけで証拠にすることは不可能ですが、言っていたことと違う行動をしていたり怪しい場所に行っていたことを確認することは可能です。又、機械自体に利用者の情報が組み込まれていない為、万が一見つかったとしてもバレる心配はありません。
(7)ロガー型GPSのデメリット
現在位置がわからず、地図上の情報しか収集できません。
地図上の情報は証拠となりませんので、どんな動きをしたかしか収集できません。又、電池の容量が少なく、1週間も電池がもたない為、つけっぱなしに出来ない他、確認する為には逐一回収しなければならず面倒です。
その反対にリアルタイム型だと一ヶ月ほどバッテリーが持つものもあり、それまでの履歴についてもスマホなどから簡単に確認できます。
2.自分で浮気調査するのにオススメのGPSは高性能な「みちびき」対応を選ぶ
浮気調査において利用するGPSはリアルタイム型にすべきであることは説明させていただきましたが、その中でも浮気調査において利用する上で最も良いGPSはどういったものでしょうか?
浮気調査のプロである探偵目線で詳しく解説していきたいと思います。
(1)高精度の測位可能な「みちびき」対応しているGPSかどうか?
「みちびき」とは専門用語でいうと準天頂軌道の衛星が主体となる日本の衛星測位システムのことを言います。
衛星からの電波によって位置情報を計算するシステムのことですが、これまでのGPSシステムは「米国式」としたら、みちびきとは日本版GPSと呼ばれてもおり、従来よりもより高精度な位置の測位が可能となりました。
なぜ「みちびき」が高性能なのか?というと、従来のGPS環境に「みちびき」の衛星を追加し位置を測位するからです。
従来のGPSでは高低差のある「山間部」や屋根のある「屋内」、「樹木やビルなどに遮られている場所」「沿岸部」では大きく誤差が出てしまうことが欠点となっていました。
しかし2018年11月から始動する「みちびき」に対応するGPSだと、より多くの衛星によって可視することで、高精度はもちろんのこと従来のGPSでは誤差が出やすかった場所もカバーし、どのような場所でも誤差が出ずに測位することが可能となりました。
(2)探偵が浮気調査で使っているGPS
ここまでの説明で、浮気調査でGPSを使用するのであればリアルタイム型に限る、と説明しましたが「契約が必要で利用者情報が分かってしまう」という点が大きな欠点でした。しかし、リアルタイム型でありながら利用者情報が分からず、契約も必要のないGPSが存在します。
これは最近発売された、一部の探偵社だけが利用しているプロ仕様のGPSなのですが、「みちびき」対応であり精度はもちろんのこと、万が一発見されたとしても誰のものかわからず、その上匿名で利用できますので個人情報も安心です。
そして一番良いのは、そんな好条件にも関わらず料金が非常に安く、しかも探偵による調査サポートが付いています。
自分で浮気調査の証拠を撮ろうと思っていたり、まず探偵に依頼する前に自分で浮気の有無を確認したいという場合にはオススメです。
探偵オススメのみちびき対応GPS(使い放題の購入型)
(2)自分で浮気調査する上でダメなGPSとは?
スマホや携帯電話にはGPSが内蔵してありますが、それを利用するアプリは精度的に使えないです。iphoneには「iphoneを探す」という機能が搭載されているので、スマホ自体を仕込んで動きを見ているという方もいらっしゃいますが、非常に精度が悪い為に正確な位置がわかりません。
アンドロイド携帯でも同様で、ケルベロスなどのアプリをインストールしてスマホ自体をGPS端末として使用したとしても、GPS自体の精度が低く浮気調査には使用出来ないでしょう。
又、使用者にバレないように隠れてアプリをインストールすることは犯罪です。
アプリをインストールしたスマホを、対象者の車・バイク・自転車・カバンなどに仕掛けた場合、発見されてしまったらsimカードから誰の所有物かが一目瞭然となります。コストパフォーマンスも悪く、バッテリーも1日〜2日で切れてしまいます。
楽天やamazonで市販されているものも同様で、GPSの電波ではなくPHSの電波で位置測定するものもあり非常に精度が悪いです。
3.GPSの記録は浮気の証拠にならない?
GPSにて取得した履歴情報だけでは証拠になりません。GPSを活用し、ホテルに出入りする姿や愛人宅への出入り姿を撮影する必要があります。
GPSの履歴で、数時間ラブホテル街に反応していたとしても、実際に現地に行って撮影しなければ証拠には出来ません。
GPSの他、車内にICレコーダーを仕込み音声を録音する、という方法もあります。音声だけでも証拠にはなりませんが、カーセックスしかしない方であればどうしても立証しづらいので、録音データが有利に働くケースがあります。
4.浮気調査用GPSを「車・バイク・自転車・カバン」に取り付ける?
GPSを取り付ける、もしくは仕掛ける場所は、見つからなければどこでも良いというわけではありません。一番重要視すべきなのは見つからない場所にはなりますが、取り付け場所によっては電波の状態が悪く、GPSの位置が取得出来なくなることもあります。
(1)自動車にGPSを取り付けるには?
車内ではなく、必ず車外に取り付けます。
車内やトランクの中に仕込んでしまうと電波が飛ばなくなったり、測定に誤差が出る原因となります。
車の底部で、スペアタイヤがあるあたりやバンパー付近であれば見つかりにくく、取り外しも簡単です。絶対にここ、という部分はありませんが、マグネットにて取り付けますので鉄の部分であることや、マフラー付近だと高温により故障してしまうので、その点は注意が必要です。
(2)バイクにGPSを取り付けるには?
バイクの場合、個体差が大きすぎる為、そのバイク毎に大きく異なりますが、タンク下やステップ下などに取り付けることが多いです。
バイクの場合には、取り付ける場所が少ない上に振動が大きいため、落下してしまう可能性が高くなります。しっかりとマグネットや強力な両面テープを活用し、落下しないように注意して取り付けましょう。
(3)自転車にGPSを取り付けるには?
自転車の場合、サドル下が一番多いですが、最近多いクロスバイクやロードバイクの場合にはサドル自体が非常に小さく取り付け自体をオススメ出来ません。
自転車はとてもバレやすい為、数日の間に限定しておきましょう。
取り付けには鉄部分にマグネットで取り付けることが望ましいですが、鉄部分が無ければ3Mなどの両面テープで取り付けます。
(4)人間にGPSを取り付けるには?
カバンや服の内ポケットに忍び込ませたり、服の裏地に縫い付ける
人間に取り付けることは不可能ですが、どうしても徒歩で行動して対象者の行動を知りたいという場合2つの方法があります。
1つめは小さなGPSをカバンのポケットに隠したり、服の内ポケットや裏地に縫い付けます。カバンの場合、底部分に忍び込ませた方が分かりにくく発見しづらいです。底板があるカバンなら、その下に設置するといいでしょう。またカバンの中で動き回らないようにテープなどで固定しておくようにします。
スマホにアプリをインストールする
もう1つの方法としては、使用しているスマホの追跡アプリをインストールすることです。
iphoneならiphoneを探す、androidならcerberus(ケルベロス)を使用します。
見つかる可能性が高いので、1日ごとに回収した方が良い
人間への取り付けは見つかってしまうリスクが伴いますので、こまめに回収した方が良いでしょう。どうしても浮気の糸口が掴めない場合の最終手段として下さい。
5.GPSで浮気調査する際の注意点
(1)GPSは他人の敷地へ立ち入って取り付けたり、他人の車には取り付けてはいけない
最も注意すべき点としては法律面となります。
配偶者の車に取り付けるのであれば問題ありませんが、他人の車に取り付ける場合には住居不法侵入や器物破損で捕まってしまう可能性があります。
同居している配偶者の車やバイク、自転車などに取り付けるのであれば違法性無く使用可能です。
参考:GPSを使った調査は違法?浮気調査に活用する上で知っておくべき基礎知識
(2)GPSの取り付けは深夜の時間帯を選び細心の注意を払うこと
取り付けは出来るだけ深夜の時間帯を選び、最短の時間で取り付けるようにします。事前にある程度取り付け位置を想定しておく他、駐車してある状態で一番つけやすい場所を選びましょう。
取り付け前には小銭やボールを用意しておき、取り付ける車近くに落としておきます。最悪取り付けている状況を見つかったとしても、拾っていたという言い訳をする為です。
(3)GPSの取り付け前には、車の防犯センサーの有無や車検日を確認しておくこと
車のフロントガラスから見て、点滅している光がある場合には防犯センサーを搭載している為、取り付けの際に車体を触れて揺らしてしまうと反応してしまう可能性があります。
その他車検日の記載されているシールを確認しておき、車検日が近い場合には取り付けはやめておいた方が良いでしょう。
但し、これまでの経験上、車検やオイル交換でGPSが見つかっても、回収されたことはありません。業者側としてもよくわからない物体、という認識なのかもしれません。
(4)GPSを使って浮気の証拠が取れるまでの平均期間は約2ヶ月
GPSを取り付けてから、浮気の事実を確認出来るまで平均してどれくらいの期間が必要かというと、大体2ヶ月というのが平均です。
取り付けてすぐに動く人もいますが、ほぼ稀であり、ほとんどのケースでは証拠が取れるまでには2ヶ月は期間が必要になってきます(平成29年度 安い探偵興信所実績より計算)
だからこそ、GPSを利用して浮気を把握するには、2ヶ月は見ておく必要があります。焦って動くのではなく、きっちりと期間を設けしっかりとした証拠を狙いましょう。
6.探偵社や興信所での浮気調査GPS活用実例
(1)探偵による浮気調査では、GPSを取り付けて1〜2週間泳がせ履歴を取る
探偵社では、調査対象者が移動手段として「車・バイク・自転車」を使用することが事前に分かっている場合には、必ずGPSを取り付けます。追跡する為の補助として活用することが大きいですが、それよりも大きな効果としては調査時間を軽減することが出来て、料金を大幅に削減出来るからという理由でもあります。
普段行動する車両やバイクにGPSを取り付けておき1〜2週間泳がせておくことで、だいたいの行動パターンを把握することが出来ます。
わざわざ毎日尾行しなくても何曜日の何時頃から不審な場所に数時間とまっている、ということが事前に判明しておけば、怪しいポイントだけをピンポイントで確認し証拠を取得することが出来ます。
(2)探偵による24時間体制で監視し、怪しいポイントに入った時点で緊急の浮気調査を実施
当社であれば24時間位置を確認している人間がいる為、ラブホテル付近に反応した時点で緊急出動し、実際にラブホテルに駐車してあった場合には出てくるところを撮影し証拠としていきます。
もし調査においてGPSを使わないという探偵社がいれば、それは探偵社側の都合でしかなく、大幅に料金がかかる方法で調査することになりますのでやめておいた方が良いでしょう。
7.GPSを使用した浮気調査の証拠映像
実際に取り付けたGPSをしばらく監視していたら、怪しいポイントが浮かび上がってきた。そこからの行動が重要になってきます。具体的にどのように動いていくべきか解説していきます。
(1)GPSからラブホテルにいることが分かった場合どうすべきか?
対象者の車両に取り付けていたGPSがラブホテルと思われる場所に反応した場合、車両位置に急行します。
もし、ラブホテルの専用駐車場内で車両が発見出来た場合には、そこから張り込みを行い、対象者と浮気相手がラブホテルから出てきた所を撮影する必要があります。
浮気相手の身元が判明していない場合には、そのまま追跡を継続して浮気相手が帰宅するところまでを確認し、住所を特定する必要があります。
(2)ラブホテルにGPSが反応している場合には誰と出てきたかを確認する必要がある
調査する方法としては、まずGPSで反応しているポイント付近を探査します。GPSには誤差が存在しており、駐車している建物の構造や地理的な要因により大きく誤差が出ることにもなります。
もし車をラブホテル内駐車場で発見したら、そこから張り込むことになります。
注意すべき点としては、ラブホテルの駐車場内に駐車してある車だけを撮影したとしても、それだけで法的に効力のある証拠にすることは出来ません。
必ず、対象者本人であることと、誰と一緒にラブホテルを利用していたか?までを確認する必要があります。
まずは駐車してある車を撮影した後、そのまま張り込んで対象者が出てくるのを待ち構えます。この際、出口が複数ある場合には、駐車位置から想定して出口を絞り込み、その出口に対してずっとカメラを録画状態にして撮影しておきます。
(3)張り込み時の注意点と撮影するポイントは?
出てきた際には慌てず、車内に隠れて無理して撮影を継続しないようにしましょう。ここが一番発覚する可能性の高いポイントなので、車内に誰かいると認識されないように注意しましょう。
後部座席に隠れた状態のまま、対象者が出てくるのを張り込み続けるのが理想的な形です。カメラは三脚などで固定状態にしておき、可能性の高い出口へ向けて録画状態にしておきます。外部から車内を覗きこまれたとしてもカメラだと分からないよう、タオルをかぶせたりして隠しておきます。
ラブホテルでの証拠撮影については、撮影するポイントの他、張り込みによるトラブルなど色々と知っておくべき点があります。以下の記事
にて解説していますので、必ず参考にして下さい。
(4)浮気相手(愛人)の身元を確認するための尾行方法とは
そこからは愛人の身元を判明させる為の尾行となります。
尾行時において注意するのは「失尾しないこと(見失わないこと)」と「発覚しないこと(バレないこと)」の2点です。
失尾しないように尾行すると距離が近くなって発覚してしまうリスクは高くなりますし、発覚しないよう尾行をすると慎重になりすぎて失尾するリスクが高くなるので、その調整が難しい所になります。
「GPSが着いているので尾行しなくても良いのでは?」と思われるかもしれませんが、浮気相手が降車する所を確認しなければ、帰宅先を判明させることは出来ません。
尾行方法については移動手段によって方法が異なりますが、全ての移動手段についてプロの尾行方法を解説しておりますので、各記事を参考にして下さい。
徒歩の場合:浮気調査の徒歩尾行方法を行う5つのポイントを徹底解説!
バイクの場合:浮気調査の尾行方法を徹底解説〜バイク編〜
自転車の場合:浮気調査の尾行方法を徹底解説〜自転車編〜
を参考にして、発覚に注意してついていくようにして下さい。
(5)浮気相手の自宅を特定し身元を判明させる
住所が分かったら表札や郵便物などで氏名を確認しておきましょう。なぜなら、慰謝料請求する場合には必須事項となるからです。
自宅までは判明させることが出来たものの、氏名が分からないといった場合には、以下の記事を参考にして、必ず判明させるようにしましょう。
8.自分で撮った浮気の証拠で慰謝料請求したい
自分で浮気の証拠が撮れた場合、その後の流れとして最も多いのが慰謝料請求となります。
慰謝料請求としては、不貞行為を行った配偶者と浮気相手へ請求することが可能となりますが、離婚するかどうか未定の場合には、まず浮気相手への慰謝料請求を行うことになります。
慰謝料請求を行う場合において、ほとんどのケースでは弁護士への依頼となりますが、ごく稀に自分で浮気相手へ接触して請求される方もおられます。
(1)弁護士へ慰謝料請求を依頼する場合
慰謝料請求は弁護士の他、司法書士への依頼も可能となっております。しかし請求可能な金額の上限があることや、相手に与える心証を考えると弁護士に依頼した方が良いでしょう。
料金としては、一般的には着手金が20~30万円、そして成功報酬として回収出来た金額の16~20%がかかります。料金はかかるものの、回収出来る確率が高い上に、全て代理でやってもらえるので安心感があります。
(2)自分で慰謝料請求をする場合
自分で慰謝料請求をするメリットとしては、弁護士費用がかからない、という点があります。しかし、自分で請求することは非常に難易度が高くオススメしないです。金額が回収出来ないことや、やり方次第では逆に立場が不利になってしまう恐れもあります。
可能な限り弁護士へ依頼するようにして下さい。どうしても自分で慰謝料請求したいという方は、その方法をまとめた記事があるので、こちらを参考にしてみて下さい。
浮気相手に対して自分で示談交渉して慰謝料請求する方法【事例付】
9.ストーカー規制法の改正でGPSでの調査は違法行為となるか?
GPS機器等を用いた位置情報の無承諾取得等が規制される
ここ数年、元交際相手等や元婚約者などの自動車等にGPS機器を勝手に取り付けて位置情報を取得してしまうというストーカー行為の実情を踏まえて、令和3年5月26日にストーカー行為等の規制等に関する法律の一部を改正する法律が公布されました。
それに伴い令和3年8月26日から、GPS機器等を用いた位置情報の無承諾取得等が規制されることになりました。
相手方の承諾を得ないで、相手方の所持するものにGPS機器等を取り付ける等は規制対象
ストーカー規制法の内容を確認すると、規制対象行為としては
①相手方の承諾を得ないで、GPS機器等により位置情報を取得すること
②相手方の承諾を得ないで、相手方の所持するものにGPS機器等を取り付ける等
と記載があります。
規制の前提はストーカー行為によるGPSでの位置情報取得行為のみ
規制法はあくまでストーカーに対する規制法ではありますので、配偶者の浮気を調査するためのGPS取り付けについて規制することを想定していない内容となっております。
相手方の所持するものにGPSを取り付けることは規制されていますが、夫婦間の場合において相手方が乗車する車は共有財産でもありますので、それに取り付けることを規制するという内容ではありません。
又、規制法の前提条件として「恋愛感情・好意の感情又はその感情が満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足させる目的で位置情報を取得すること」とありますので、配偶者の浮気や不倫を調べるためのGPS調査は対象外と捉えることが出来ます。
まとめ
GPSを使って自分で浮気調査を実施する為に必要なこととしてまとめると
- ロガー型では無く「リアルタイム型」のGPSを選ぶ
- 「みちびき」対応している高精度のGPSを選ぶ
- GPSだけの記録では証拠にならない為、ホテルや浮気相手宅を出入りする映像を撮る
- 違法な行為にならないように注意し、万が一でも絶対にバレないGPSを使用する
- 自分でGPS履歴を監視しつつ、ある程度分かったら探偵に依頼することも検討してみる
- 配偶者の浮気や不倫を調べるためのGPS調査はストーカー規制法の対象にはならない
といった内容となります。
いきなりプロの探偵に依頼するのは抵抗があると思いますので、まずは今回紹介した方法を参考にして、ご自身でGPSを活用して浮気している事実を突き止め、可能な限り証拠となるものを収集してみましょう。
自分での浮気調査に限界を感じた場合には、それまでに集めた情報を元に、プロの探偵に依頼すると通常よりも安い調査費用で浮気の決定的な証拠の写真を取ってもらうことが出来るでしょう。
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