浮気調査において、自転車で移動する対象者を尾行する場合、当然ながら探偵も自転車を使って尾行することになります。
自転車尾行は徒歩尾行と似ている部分があるものの、乗り物ですので異なる点も多くあり、他の尾行方法と違った方法や注意点などが存在しています。
今回は自転車を使った調査対象者の尾行について、詳しく解説していきます。
目次
1.探偵は、どんな浮気調査の時に自転車で尾行するのか?
対象者が自転車を使用する場合には、こちらも自転車を用意し尾行することがほとんどです。
ごく稀にマラソンをしている対象者や、低速で移動するバイクに対しても自転車を使用することがあります。
バイクに比べ、道路交通法に縛られることがありませんので、尾行の自由度は高いといえます。
2.探偵が浮気調査で尾行するために使用する自転車の選び方
シルバーや黒系の目立ちにくい色で、変則ギアのついた折りたたみ自転車を探偵は使用しています。折りたたみを選ぶ理由としては、車に乗せられるからです。
自転車だけで移動する対象者であったとしても、張り込みをする為には車で現場に到着する必要がありますので、自動車に乗せられる折りたたみ自転車を選択しているのです。
しかし最近では、速いスピードが出る電動自転車、クロスバイク、ロードバイクを使用する方が非常に多くなり、折りたたみ自転車では追いつけないケースがありますので、そういった場合の尾行には同様の性能を持つ自転車を用意する必要があります。(軽トラやバンタイプの車に乗せ移動させます)
3.浮気調査において探偵が自転車で尾行する際の5つの注意点
(1)場面ごとに細かく距離を変化させる
自転車尾行の場合、距離を縮めすぎてしまうと対象者の突然停車に対応出来ずに追い越さなければならず、不自然な対応を対象者に見られ変な印象を残してしまうことになります。
又、直線では距離をとりますが、曲がり角では接近します。特に住宅街や込み入った街中だと、曲がったあとにどこに行ったかわからなくなってしまった、ということが起こりやすいです。直線では距離をとり曲がり角付近で接近する、の繰り返しとなります。
(2)信号、踏切には常に注意を払っておく
信号が変わりかけている、踏切の音がなりだした、としたら距離を縮めます。信号の位置や踏切の位置がどこにあるのかに注意しながら尾行します。
又、信号や踏切で対象者がとまっている場合には、絶対に横並びでとまらないようにします。
(3)張り込みから尾行に移行する”初動”に注意する
大型マンションの場合、建物や駐輪場から自転車に乗ったまま出てこれる所があります。
いきなり速いスピードで走り去っていくような形となりますので、自転車を用意し待機していたものの対応出来ず失尾してしまうとい形となります。
又、初動時に目立ってしまい印象を残すことは、その後の調査難易度を大きくあげることになります。どこに自転車を配置しどこで乗車するか?をシュミレーションしておく必要があります。
(4)必ず同じ車線側で尾行する
反対車線側から尾行すると、走行する車両や中央分離帯で横断出来なくなり、その結果見失うことになります。反対車線側にいた方が目立ちにくい為、発覚しないようにするという面では反対車線も有効ですが、失尾する可能性が高くなってしまいます。
但し、2人で尾行する場合には一人は反対車線から尾行します。
(5)建物や駐輪場にも一緒についていく
建物や駐輪場に入ったと思い、しばらく時間を空けて中に入ったら対象者の姿が無い、というケースがあります。
中を通過して別の出口から出ていたり、想定した以上に中の構造が複雑でどこにいったかわからなくなってしまった、という状況です。駅の駐輪場などで大きな所だと地下や地上2階建て、という所もあり一緒についていかないと分からなくなってしまうケースがありますので、勇気はいりますがついていきましょう。
4.浮気調査において対象者が自転車を使う場合、探偵はGPSを使うこともある
対象者の移動手段が自転車の場合には、探偵も自転車を使用することで追跡することは可能です。
しかし、対象者の自転車がクロスバイクやロードバイクであったり電動自転車であったりした場合に、速度が速すぎて追跡が不可能になることがあります。
その他、ほとんど自転車で移動している人の行動パターンを把握したい場合において、常に追跡することはリスクが高く労力も増えます。
そこで有効なのがGPSです。
自転車にGPSを取り付け、日常の行動パターンを把握するとともに、速度が速すぎてついていけなかった行動をすべて把握するようにします。
但し、自転車にGPSを取り付けることは見つかる可能性が高い為に、短時間だけの取り付けにすべきです。
設置場所は、主にサドルの下となります。
自転車にGPSを取り付けようと思った場合、取り付けてもバレないだけの小型なGPSが必要になってきます。浮気調査が目的で、自転車に取り付けれるGPSを探している方には超小型で高性能な浮気調査専用GPSであるシラベルがオススメです。
5.自転車を使用する対象者の浮気調査においてよくある事例
浮気調査において調査する目的としては「浮気の証拠を撮ること」と「浮気相手の身元を判明させること」の2つです。
浮気調査で対象者を尾行し、初めて出現した浮気相手(愛人)と接触した場合には、2人が別れた時点で尾行対象を浮気相手(愛人)に切り替え、身元を判明させるために尾行を行います。
その場合よくあるパターンとして、尾行した浮気相手が降車した駅で、いきなり自転車に乗られてしまい尾行が続行出来なくなることがあります。
もし、浮気相手が自宅最寄駅と思われる駅を降車し間も無く、駐輪場に入ってしまった場合にすべきことは2つ
①持っている荷物を全てもう一人の探偵に預け、走る準備に入る
②自転車の特徴(色、形、カゴ、防犯登録のシールなど)と駐輪位置をしっかりと映像に残しておく
です。
そこからは、走って追えるだけ追ってみて、最後まで追えなくても出来るだけの経路を収集します。
又、駐輪場が月極であった場合、特徴を掴んでおけば定期的に利用している可能性がありますので、時々確認しに行き、あった場合にはそこから自転車にて尾行し判明させることが出来ます。
まとめ
自転車を尾行するには自転車を利用して尾行しますが、自転車でどういった行動をしているのか全て把握したいといった場合には、尾行するのでは無くGPSを取り付けて行動を見るという方法もあります。自転車にGPSを取り付けた場合見つかってしまう可能性も高い為、数日だけ取り付け履歴をとり、ポイントを絞ります。
カゴがついているママチャリや普通の自転車であれば付けやすいのですが、クロスバイクやロードバイクは付けれる場所が無く、無理やりつけると目立ちますのでやめておいた方が良いでしょう。
今回は自転車での尾行方法を紹介しましたが、それ以外の尾行方法についても各自説明しています。
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