探偵になるには資格や、探偵学校を卒業しなければいけないか?

探偵になるには資格や、探偵学校を卒業しなければいけないか?

自分の職業を聞かれ探偵と名乗ったら、ほとんどのリアクションは「初めて会った」と驚かれます。そして、その次には決まって「どうやったらなれるのか?」と聞かれるほど、探偵業や興信所の実態について詳しい方は少ないのが実情です。

だからこそ、もし今、探偵になりたいと思っていて、どのようにすれば探偵社や興信所で勤務出来るのか?を知りたい場合、詳しい情報を集めることは難しいと思います。そのそも資格が必要であったり学校を卒業しなければいけないのか?など疑問は尽きないでしょう。

そこで今回は探偵になる方法や、探偵に向き不向きのポイントなどを解説していきます。

1.探偵に資格は必要なの?

なぜ

実際のところ、探偵業を営む(=経営する)には届出が必要ですが、探偵社や興信所に勤務して調査するには資格は必要ありません。

極端な話、入ったその日から尾行や張り込みを行うことが出来ます。

現在、探偵の資格として存在しているものは、民間団体が勝手に作ったものであり、そのようなものは全く何の技術的根拠や信用の証にはなりませんので注意してください。

2.探偵学校を卒業する必要はあるのか?

(1)探偵学校は探偵社の商売の一つ

探偵学校というものが存在しており、そこを卒業しないと探偵になれないと思い込んでいる方がいらっしゃいます。又、探偵社のPRとして従業員全員が学校卒業生であることをアピールしている所がありますが、はっきりいうと全く意味は無く、調査力の高さの基準にもなりません。

そもそも探偵学校というのは探偵社の商売の一つであり、きちんとした探偵を育てるという名目で生まれたものではありません。

(2)探偵学校に入らなくても探偵にはなれる

誰でも一度はやってみたい探偵という職業を、学校を通じて体験することができる上に、学校を存在させることでお金をもらって指導出来る上、学校にきてまでなりたいという向上心の高い人物を集めることが出来ます。

その上、雇用環境が悪く離職率が高い探偵業において、お金を払ってまで通学し就職したということで中々辞めずに頑張る人物を集めることが出来るからこそ探偵学校は存在しています。

その実態は?というと全く業務に必要の無い座学で軽い法知識や探偵業の歴史を学んだり、指導員を対象者に見立てて尾行実習を行ったりします。間違いなく言えることは、探偵の技術を高めるのは現場経験をどれだけ積めるかであり、緊張感の無い実習をいくら積み重ねても技術の向上はありません。

(3)探偵学校ではなく探偵社に就職すべき

探偵になりたければ学校などにいかず、いきなり経験を積ませてくれるだけの仕事量がある会社に就職すべきです。ちなみに、探偵学校を卒業して探偵になった経緯を書いた今すぐ探偵になりたい人へ!探偵社や興信所で働く方法を見ていただければ、その点を詳しく解説しております。

3.探偵の給与事情

お金1

(1)最初は研修期間から始まる

探偵として働き始めたらまず3ヶ月程度の研修期間があるところがほとんどです。だいたい1日6,000円〜9,000円で働くことになり、その期間中は探偵としての適正を見極められることになります。

(2)給与は25万円から35万円程度

一人前の探偵になるには大体2〜3年の経験が必要ですが、その時点で大体額面25万〜35万というのが一般的で労働時間や成果によって幅があります。会社によっては個人事業主扱いとして雇用関係を結ばず社会保険に加入できないところもあります。

4.探偵の雇用環境の実態

(1)社会保険完備のところはほぼ無い

社会保険は会社の義務にはなりますが、会社の負担が多く小さな探偵社ではほとんどが加入していません。探偵社の9割以上は中小規模の探偵社の為、探偵で社会保険に加入出来るのはごく一握りといえます。

(2)ハローワークで探すのが一番良い

ハローワークで求人募集しようと思うと、社会保険が完備されていなければ掲載してもらえません。もし仮に、採用した後に社会保険が無ければハローワークに伝えることで改善されることにもなる為、ハローワークに求人を出している探偵社であれば問題ないでしょう。

(3)9割以上の探偵社では直接雇用してくれない

探偵社で雇用してくれる会社はほとんど無い、というのが実態です。ではどういった形かというと、外注業社扱いにされることになります。

会社の都合からすると、雇用することはデメリットが多いと考えています。その為、仕事がある時だけ依頼出来る外注業者扱いにするのです。そうすることで、社会保険にも加入させる必要もなく、何か現場でトラブルが起こったとしてもすぐに切れるという点もあるからです。

5.探偵に向いている人

(1)友達が少ない

探偵の仕事はとっても地味です。最初は好奇心を刺激され楽しい気持ちで仕事できますが、長い張り込みにどんどん苦痛を感じていきます。そういったストレスを普通の仕事をしている友達と共有していくと、最初は得意気に感じていた自分の特殊な環境に懐疑的な気持ちとなってくるのです。

また、労働時間や就業日などが不定期な仕事の為、友達と合うスケジュールを組むことがとても難しく、確実に疎遠となっていきます。孤独に強いというのも探偵としての素養の一部です。

(2)タバコを吸わない

たばこを吸う

タバコが切れると集中力が著しく低下することになりますが、全ての張り込み場所で喫煙が可能かどうかというと、近年ではとても少なくなってきました。かと言ってタバコを吸う為に張り込み場所を変更させる訳にはいきませんし、タバコを吸う為に張り込み場所から離れるなど言語道断です。又、タバコの臭いは衣服についていることが多いですが、吸わない人からすると確実に気になります。尾行対象者と接近した際に強い印象を与えかねません。

(3)貯金が出来る人

貯金が出来る人というのは目の前の誘惑に流されにくいからですが、探偵の仕事中というのは様々な誘惑に打ち勝つ必要があります。眠気や空腹の状態であったとしても対象者の行動に合わせて我慢しなければいけないのです。

お腹が空いたからといって張り込み場所を離れたり、張り込み車両から降りたら目立つような時に我慢出来ることが大切です。

(4)我慢強い人

我慢してます

張り込みは我慢の連続です。空腹、眠気、周辺からの不信な目など、強いストレス下の中で業務を遂行出来るだけの強い気持ちを持った人物でないとつとまりません。どのような状態であったとしても持ち場を離れず、高い集中力を維持して張り込みを継続出来ることが必然となります。

(5)社会不適合者ギリギリのオタクやマニア

オタク

一般社会には適応出来ないようなマニアやオタクでも、探偵という職業であれば天職になっている、という人物が多く存在しています。

異常に社交性が無い、会話をほとんどしない、関心ごとが極端、などの傾向にあっても探偵では一人前だったりします。

(6)テレビを見ない

テレビ

テレビを見るということは、考える必要がなく一方的に情報を受け取るだけの楽な作業です。流されやすい人が多く、思考力が欠落している事があります。

探偵は、目の前で起こったことを瞬時に自分の頭で処理し、常に最善の行動をとる必要がある職業です。

(7)一人旅が好き、得意

一人旅の心細さと孤独感は調査中に味わう感覚と似ています。そしていろんなトラブルも発生しますが自分だけが頼りであり、解決していく必要があります。海外旅行中に起こるトラブルを解決していく様子と、浮気調査中に起こるトラブルに対応していく様はとても似ています。どちらも柔軟かつ臨機応変に対応出来なければいけません。

(8)服装にこだわりが無い、ダサいと言われることがあっても平気

調査を行っていく上で重要なことは目立た無いことです。自己主張するような服装を着たい、いつもカッコよくいたい、という人には向いていません。
その場所に応じた一番目立た無い服装を着て過ごせる人でないといけません。服装のことなど2の次で、誰にどう見られていようと構わず、一目につかないという一点だけが満たせれば良い、という方が向いています。

この誰にどう見られていようと構わない、という姿勢がとても重要で、探偵が調査を行っていく上で必然の要素となります。長い張り込みを行っていると、周囲から不審者扱いされ、厳しい視線に心が折れそうになる時があります。

6.大手探偵事務所の驚くべき実態

「日本一」と宣伝して大人数での集合写真を掲載していたり、古い営業年数を誇っている会社が、実は直接雇用している探偵がおらず全て外注業者に調査を委託していたり、派遣社員に業務を委託していることは業界内で有名な話です。

「調査員募集」と自社ホームページにあったものの、応募したら個人事業主として外注契約とする、と言われ直接雇用してくれない所がほとんどです。理由として3つあります。

①調査上でトラブルがあった場合のリスクヘッジ(危機回避)の為

②雇用関係でなれば会社側の社会保険料負担が無い

③仕事が無くなった時にすぐに切れる

①については、色々な調査を行っていると、どうしても法令に抵触してしまうような状況があり、違法な調査方法として検挙されてしまった場合、最悪営業停止処分などのリスクがあります。その為にも、調査を実施する探偵と本体の探偵社は外注契約しておかなければならないのです。

②と③について説明するまでもありませんが、このような信じられない考え方をしている会社が大手として君臨しているのが探偵興信業の実態です。

探偵の仕事は責任者が全て目が行き届かせることが難しく、個人に責任が委ねられる為に、多く雇用している会社よりも10人程度のチームがいる会社が一番適正に運営されています。

7.大手探偵社であった大事件

実際にあった、大手探偵社が起こした大事件を紹介します。結局この事件は社内で隠蔽されることになりましたが、社内からのリークにより明るみに出ることになりました。

(1)撮影ビデオを改ざんし、調査をやったように見せて終わらせる

探偵になるには資格や、探偵学校を卒業しなければいけないか?業界No1と宣伝している会社で、数年前に従業員が大規模な不正を犯し大問題になりました。

というのは、実際に現場にいないにも関わらず、撮影データの改ざんを行って調査を行ったようにし、実際には全く実施しておらず全然調査が行われていなかったという事件です。

(2)社員が勝手にやったこととして隠蔽してしまった

そしてこの事件は社内で隠蔽され公にされることはありませんでした。かなりの数の案件がこの不正に巻き込まれ、結果が取れることはありませんでした。

大手といわれる会社だと、人数が多い分逆に社内教育が行き届かず、こういった驚くべき問題を起こします。

まとめ

探偵になりたい。探偵社や興信所に勤務したいという方は、インターネット検索やハローワークで求人募集している会社を調べ問い合わせます。求人募集していない会社でも、問い合わせれば募集しているケースもありますので、一度問い合わせてみても良いでしょう。

近所だからという理由で地方の小さな会社を選ぶのでは無く、都市部の比較的大きな会社を選ばないと、調査業務では無くチラシ配りやポスター張りのような雑用だけをやらされ続ける羽目になります。

あと、間違っても探偵学校などに入学して無駄なお金を使わないように注意して下さい。探偵学校を卒業しても何の評価も得られないどころか、就職先を斡旋すると言われたにも関わらず断られたり、足元を見られて驚くべき給与で働かされてしまいます。

もし今、すぐにでも探偵になりたいと思っている方は、ぜひ当社まで応募してください。一緒に頑張っていきましょう!

弁護士法人グループ やすい探偵興信所 応募ページ

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