夫婦が離婚することなく円満な関係を維持していく秘訣とは

夫婦が離婚することなく円満な関係を維持していく秘訣とは

うまくいっている夫婦と今にも離婚しそうな夫婦において、何か共通した原因があると思いますか?それぞれ夫婦の組み合わせがあるので、一概には言えないと思われるのが普通だと思います。確かにその通りで、夫婦にも千差万別の違いがあり、結婚した時点で終わっている夫婦や、絶対に合わない同士が結婚してしまっているという夫婦は存在しています。

しかし、うまくいっている夫婦には共通して行われていることがります。それは夫婦の日常生活から行われており、確実なことは、それが円満な夫婦生活にとって非常に良い行動となっているということです。

今回はカウンセラーとして、円満な夫婦間において日常から行われている、効果的な行動について解説していきたいと思います。

円満な関係が続く夫婦の秘訣は日常生活で決まる

夫婦が離婚することなく円満な関係を維持していく秘訣とは

高級レストランや旅行よりも日常生活で相手と真剣に向き合うこと

上手くいっている夫婦ほど、おしゃべりに興じています。何気ない会話を交わせるということは、相手と向き合っている証拠であり、二人の心が結びついているといえます。

逆に、離婚を考えているような険悪な夫婦は、こうしたおしゃべりをすることはほとんどありません。

夫婦関係を円満にしていく上で何ら特別なことはありません。お互いに感謝の気持ちを込めて「ありがとう」と言葉を掛け合うことでも、ロマンスと言えるのです。他にもちょっとした気遣いで、ロマンスを育て上げる事ができます。

例えば妻が「トイレットペーパーが切れているわね」と呟いているのを無視するのではなく、夫は「じゃあ、僕が買っておくよ」と言うだけでもロマンスは育ちます。パートナーが仕事で大変な一日を送っているなと思ったら、例え一分でも時間を割いて、電話で元気づけるのもロマンスなのです。

こうした夫婦は、お互いから逃げることなく、向き合っています。向き合っている夫婦は、愛情的な繋がりがあり、結婚をこれからも続けていくことができると思われますが、逃げる夫婦は、近いうちに、何らかの悲しい結論を出すことになると思われます。

向き合っている夫婦は、逃げる夫婦に比べて、多くの愛情を持っています。これは、夫婦が強いストレスで圧迫され、衝突で険悪な嵐に見舞われた時に、クッションの役割を果たしてくれますし、関係を修復する元にもなります。

夫婦円満の秘訣を、高級レストランでディナーをし、旅行を夫婦で過ごすことと思っている人がいますが、本当の秘訣は、日常生活で相手と真剣に向き合うことです。

円満な夫婦関係を継続するためにも日常生活で常に助け合う

お互いが向き合うようになる第一歩は、日常生活の現実の瞬間がいかに重要であるかに、気づくことです。これは安定した結婚生活を守る為だけでなく、ロマンスを培うためのものです。

パートナーとの毎日の小さな関係を面倒だと思わず、二人の関係に大きな違いを生むものなのだと認識する必要があります。

二週間の豪華な休暇旅行を二人で過ごすよりも、小さなことでもお互いに助け合うことのほうが、結婚生活の強力な支えとなり、夫婦愛を育てることに繋がります。

夫婦の関係を良好にする”愛情貯金”を貯める努力をする

毎日20分程度2人っきりでその日の出来事を語り合う

カウンセラーとして、夫婦間の関係を良好にしていく上で必要だと思っていることとしては、愛情の貯金、いわゆる夫婦間における愛情を双方が貯めておくことだと思っています。そしてそれを殖やす方法は沢山あります、

最も簡単で日常で実施できる愛情貯金を殖やす方法は、夜2人になったら、その日の出来事を語り合うことが一番効果的です。「今日はどうだった?」と声を掛けることは外で受けたストレスを少なからず解消してくれます。

私の経験上、外で受けたストレスを夫婦間に持ち込まない事が、夫婦関係維持、向上に効果的であり、この方法を実行している夫婦と、していない夫婦とでは、二人の結びつきに大きな違いが出ます。この方法を試してみようとする方は、タイミングをみて判断する方が良いでしょう。

帰宅するや否や、会話を求められるのは耐え難いと思う人もいますし、自分のストレスをまず自分自身で和らげてから話したい人もいます。二人がお互いに話したいと感じるまで、待つことが良いでしょう。

毎日、20分~30分をこの時間に割くとバランスが良いです。なるべく、家以外の生活で少しでも心にかかっていることは何でも話し合うことです。この時が、お互いの愛情を高める機会であり、必ず夫婦間のいざこざを巻き込んではいけません。この方法は、相手の話をよく聞くことにあり、最高の手段です。

大切なことはよく聞くことで、絶対に判断を下さない

よく聞くというのは、配偶者の見方に感情移入して聞くが、判断は下さないということです。しかし、この方法も失敗することがあります。自分自身が不平不満の対象となっていればよく聞くことはほぼ不可能であり、その結果、大きな喧嘩に発展してしまうことがあるからです。しかし、自分自身が不平不満の対象となっていない場合、この方法は非常に有効となります

配偶者の側に立って、支持し理解してやれる。そして愛情と信頼を高めていくことができます。順番に一人づつ不平不満を述べ合い、聞く事だけに集中します。途中で口を挟みたくても、挟んではいけません。問題解決する方法も聞きたいが、それ以上に同情を求めているからです。その際、真剣に聞くことが大切です。

しっかりと理解し受け入れているという態度が大切

これは、態度で示すことも重要です。相手の目を見て、しっかりとうなずくことが大切です。そして、自分が相手を理解していることを知らせます。「わかるよ」「うん」等、相手の言葉に同意を示す旨を伝えます。さらに、配偶者の側に必ず立ちます。

例え、配偶者の言い分が理屈に合っていなくても、配偶者を支持する立場を取ります。これは、不正直になれということではなく、対民が重要だということです。あなたに話すということは、配偶者が

あなたの助言よりも、愛情の支えを求めているのであり、あなたの役目は当然、同情を示すことなのです。それから、手を握ったり、肩を抱いたりして、愛情を示します。最後に、配偶者とお安治感情であると知らせ、感情を共有させる。このようなコミュニケーションをとることが出来れば、愛情と信頼を得ることが出来るでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回述べたことについては、やろうと思えば今すぐにでも出来ることですが、それがなかなか難しいので困っている、という方も多いのではないでしょうか?

これまで毎日2人で話す機会など無かった夫婦が、いきなり話し合いする機会を作ることはなかなか難しいとは思いますが、少しずつでも良いので話す機会を作っていくことが大切です。最初は数分でも、しっかりと時間をかけて歩み寄ろう、話し合おうとする姿勢が相手に伝わるという点も大切なポイントなのです。

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