配偶者の浮気をほぼ確信するような状態になった場合、すぐにでも問い詰めて事実を本人から聞き出したいと思われるのではないでしょうか?しかし、それは間違っているので絶対にやめてください。
まずは一旦落ち着き、冷静に対処していくことが大切です。というのも確実な証拠がない状態で問い詰めても、マイナスになることはあってもプラスになることは何一つありません。ましてや、配偶者が浮気相手をかばうことによって、浮気相手のことが判明させづらくなってしまう可能性もあります。
そこで今回は、配偶者の浮気の事実が発覚した段階でやってはいけないことを6つ紹介していきます。
目次
1.普段通りの生活をして浮気に気付いていることを悟られない
相手に気づいていることが悟られてしまうと証拠が取りにくくなります。証拠があることにより、有利な離婚に運ぶことが出来ますし、修復が目的であれば浮気相手と別れさせることが出来ます。
有利な離婚する場合において、気づいていることが悟られてしまうと、配偶者は自分の有利な離婚をするための準備を行うことになってしまいます。具体的には通帳を隠したり、お金を動かしたり、家の権利証を隠されたりする準備をされることになります。又、浮気相手と共謀して浮気の事実を隠蔽する方向に工作していきます。
修復する場合において、気付いていることが悟られてしまうと、浮気相手と別れさせることが非常に困難になってしまいます。当然証拠がない状態で問い詰めても言い逃れすることがほとんどですので、別れさせることもできない上、それ以上の浮気の事実を追求することは夫婦関係を悪化させることになっていきます。
2.浮気していることを感情任せに問い詰めない
感情任せに問い詰めてしまい疑っていることを伝えると、ほとんどのケースでは喧嘩になります。そして、9割の配偶者が逆ギレをして責めてくるようになります。
そうなった場合において、そこから修復するとなると余計に時間がかかってしまいますし、配偶者は浮気相手に責められたことを話すことになるのです。その結果誰が一番喜ぶかというと、浮気相手が一番喜ぶことになるのです。そして、このケースで一番損をするのは、自分が一番損をすることになります。離婚するしないに関係なく、許せないことをされているわけなので、まずは相手に勝つ必要があります。
だからこそ計画的に、一番良い方法で冷静に対応する必要があります。証拠をとり法律を味方につけて、浮気相手に向き合う必要があります。これは勝負だからこそ、感情的に問い詰めることは最もやってはいけない行為の一つです。
3.浮気の証拠を自分だけで集めようとしない
これはずばり発覚してしまうからです。そうすることで逆に相手に責められることになります。「そういうことをするお前が嫌なんだ」と自分のことは棚に上げて責められることになる。
問題の本質である「浮気」について追求することが出来なくなり、解決することが出来なくなってしまいます。まともな話し合いが出来なくなることで、修復も絶望的になってしまいます。今後についての話し合いも出来なくなってしまいます。又、自分で調査しても裁判で使用出来るレベルの証拠を撮ることはほぼ難しいです。仮に自分では無理だと判断してそこから探偵社に依頼をしても、現場が荒れてしまい難易度が高くなってしまい探偵が調査をしたとしても発覚する可能性があります。
4.浮気の内容を友人に相談しない
友達に相談しても、その友達が絶対に話さない保証はなく、人の口に戸はたてられないために、第三者に事情が漏れる可能性があります。所詮、人の不幸は蜜の味であり、友達に話した結果、一瞬の安心を得れることはあっても、真のアドバイスはプロにしか出来ません。
子供がいてやり直しをした場合において、子供に伝わってしまう可能性もうまれてしまいます。その時の友人が一生涯の友人になっている可能性もありません。解決した後に問題が蒸し返されないためにも、出来るだけ夫婦の問題を知っている人間を増やすべきではありません。これは友人に限らず親や子供などの親族についても当てはまります。
5.浮気していることを親に相談しない
親に相談した場合は、やはり自分の娘や息子が一番大切な存在になります。そのため、義理の娘(息子)に対して憎しみを感じ、相手にあった時の仕草や表情などに出てしまうことになりますが、悪いことをしている夫や妻は、すぐにそれを感じてしまうことになります。
そうなると修復を希望している方からすると義理の親に知られたということで、修復する気持ちが失せてしまい逃げがちになります。その時に離婚しなくても、わだかまりが残ったまま、離婚になっていくケースが多いです。離婚に対するハードルが低くなってしまうのです。
あと、親は大騒ぎしてしまう傾向があり、問題が大きくなるだけになってしまいます。そうすることにより、本来は修復の可能性があった夫婦でも駄目になってしまうことがあります。
6.浮気の証拠が不十分なまま慰謝料請求を自分でやらない
正式な証拠を持たずに慰謝料請求をしてしまった場合、逆に相手に名誉毀損や侮辱罪で訴えられる可能性があります。不十分な証拠で問い詰めた場合で否定されてしまったら慰謝料請求することもできませんし、その後に正式な証拠を撮ることは不可能になります。
相手を目の前にすると感情的になり喧嘩になってしまうケースも多々あります。そうなった場合、浮気の事実が追求出来なくなる上に逆に立場が悪くなってしまうことになります。夫婦と相手だけの問題ではなくなり、警察沙汰になったり親族や近所などにバレてしまうことにもなります。
まとめ
人間はそんなに強くなく感情の生き物なので、自分一人で全て解決するということは余程の忍耐力と冷静さが必要になってきます。当事者としての経験がない分、先を見通すことが出来ず考え方が偏ってしまうことになり、その場その場の対応に間違いが起きてしまうことになってしまうのです。その結果、後には後悔だけが残ることになるケースを多く見てきました。だからこそ、今回紹介した6つのやってはいけないことについては、くれぐれも注意してほしいと思っております。
数多く経験してきたプロに的確なアドバイスで、正しい方向に導いてもらうことが大切です。