浮気調査の調査期間というのは料金にもかかわる重要な事項ですが、いったいどのくらいの期間がかかるのでしょうか。実は、浮気の事実が知りたいだけなのか、しっかりと不貞の証拠を撮って離婚・慰謝料請求がしたいのかなどの、調査をする目的によって大きく変わってくるのです。
案件の内容にもより大きく異なりますが、浮気調査において証拠が撮れるまでの平均期間は大体1ヶ月程度です。しかし、今現在パートナーから別居を求められていたり、離婚を強く要求されているような場合には、1日でも早く調査結果が欲しいと思います。
そこで今回は、浮気調査の期間がどういった要因によって左右されるのか?について詳しく解説していきたいと思います。
目次
1.浮気調査の調査期間を決める重要な要素
浮気調査の期間は3つの要素に影響される
浮気調査の調査期間は、①主にどういった証拠が欲しいのか②御依頼者様が持っている情報量③パートナーの警戒状況、の3つの要素によって決まってきます。
慰謝料請求や離婚の為の証拠を撮ろうと思うと長くなる
そして、ただ浮気をしているという事実が欲しいというのと、しっかりと慰謝料を請求できる証拠が欲しいのとでは、後者の方が圧倒的に調査期間は長くなってきます。依頼者様の情報量というのは、例えば浮気をしていると思うから調査してほしいというのと、○○という人物と浮気をしているので、いつどこで調査をして欲しいというのでは、後者の方が調査をするべき日時や場所が判っていて、実際に浮気をする可能性が高い為、調査期間は短くなります。
2.浮気調査をする目的による調査期間の違い
調査の目的による調査期間の違いを詳しく説明していきます。
まだ、明確な目的がなく調査結果によって決めたいといった場合は、探偵社の相談員にご相談ください。目的が判らないと調査方針が立てられず、どの程度の調査をしたらいいのかわからないと調査がしにくくなってしまいます。
夫婦関係を修復する目的の浮気調査期間
パートナーが浮気をしているが浮気を全く認めない。問い詰めても平行線で埒があかないものの浮気相手と別れさせて元の関係に戻りたいという方もいらっしゃいます。その場合の調査では、何度もラブホテルの出入りを撮影する必要がなく、期間も短くて済みます。
依頼者様からの情報量にもよりますが1~5日程度の調査で済む事が多くなります。しっかりと証拠を撮影し、浮気相手の素性を調べて、配偶者や浮気相手と話し合いの場を設けましょう。
しかし、しっかりとラブホテルの出入りを撮影しておけば、金額は少なくなりますが配偶者と離婚をせず、浮気相手に慰謝料を請求する事も可能です。依頼者様の情報量にもよりますが、最短で1日で終了することもあります。
離婚・慰謝料請求をする目的の浮気調査期間
依頼者様が離婚をして慰謝料請求をしたいと思っている場合や、浮気をしている配偶者が離婚を求めている場合には、しっかりと不貞の証拠を撮影しなければなりません。不貞の証拠を何度も撮っておき、言い逃れをされないようにするには、調査が長期に及ぶ可能性が高くなります。
1度の不貞でも認められる可能性がなくはないですが、何度も撮影しておけば言い逃れをされる事もなく安心して裁判に臨めます。言い逃れをされてしまっては、再度不貞を撮影する事は困難になる為です。こういった調査では大体1~3週間程度の調査が必要になると考えておきましょう。
パートナー(調査対象者)が警戒をしているのか
普段調査員が調査をしている案件の中には、調査開始前から警戒しているような案件もあります。例えば、一度別の探偵社に依頼して、調査に失敗している、探偵につけられているとは思っていないが、知り合いや依頼者様がいないかどうか警戒している、弁護士や探偵の経験があるなど様々な要因があります。もちろん警戒していない人物の方が調査をしやすく、警戒をしていればしているほど調査は難しくなってきます。
全く警戒していない
浮気がばれているとは夢にも思っていない人や鈍感な人だと、探偵社に依頼されているなど全く思っていないでしょうから、警戒する事はほとんどありません。そういった場合では積極的な調査をする事が出来、不貞の証拠もかなり掴みやすいです。調査を中止する事もほとんどなく、スムーズに調査が進む為、1週間もかからない事が多いです。
やや警戒している
依頼者様に浮気をしている事がばれているにも関わらず浮気を続けている、浮気をしていて離婚を求めているといった場合にも警戒しているケースはあります。このような場合は、時折振り返る、立ち止まった際に周囲を見渡すといったレベルの警戒です。探偵に尾行されているとは思っていないかもしれませんが、何度も同じ人物が視界に入ると危険です。調査員は服装を変えたり、尾行する調査員を変えるなどの工夫をして尾行をする為、少し警戒しているからといって調査が困難なわけではありませんが、やはり全く警戒していない人物に比べると調査期間が延びてしまいます。こういった場合は1週間から1ヵ月程の調査になる可能性があります。
かなり警戒している
対象者が探偵経験者であったり、一度調査を依頼したが失敗したといった場合です。そういった場合は、いくら熟練の調査員であるとはいえ、長時間の尾行は困難です。なので、毎日少しずつ、立ち寄り先や接触した人物などを割り出して慎重に調査をする事になります。少しでも警戒しているそぶりを見せると、その日の調査を中止せざるを得なくなる為、かなり長期間の調査が必要になるでしょう。こういった場合は3週間から半年に及ぶ調査になる事もあります。
3.依頼者様の情報量によってはすぐに終わる!
浮気をしている事はわかっているが、他は何もわからないといった場合といつ誰とどこで浮気をしているのかが判っている場合では調査期間が全く違います。全く情報がなければ、調査員もどこから調査をしていいのかもわからず、とりあえず調査をしてみるという事になるでしょう。
勤務後が怪しい場合は、月曜日~金曜日まで順番に調査を行わなければならず、調査をしてみたが、浮気をしなかったという日が増えてきます。反対にいつどこで浮気が行われるのか判っている場合は、その日に調査を行えばいいだけなので、浮気をしなかったという日がなくなります。その為、無駄な調査を行う必要がなく、すぐに終わってしまいます。
対象者の携帯電話や手帳をばれる事無く確認できるようなら、調査を依頼する前に確認して、探偵社に伝えれば調査期間をぐっと短くすることが出来るのです。裁判の必要がなく、依頼者様の情報量が多いよ
うなら調査が1日で終わってしまう事もあります。
調査期間を短く出来る情報
- 浮気相手の氏名や住所
- 浮気をする日時や場所
- 不貞を行うラブホテルの場所
- よく利用する店舗や飲食店
- ETCカードやクレジットカードの履歴
注意しなければならないのは、これらの情報を得る際に、絶対にばれてはいけないという事です。ばれてしまうとトラブルの元になりますし、配偶者の警戒度が一気に上がってしまいます。そうなるとさっきお話しした通り、調査が一筋縄ではいかなくなり、調査期間が長くなってしまいます。
ばれてしまえば元も子もありませんので、ばれるくらいなら情報量が少ない方がまだ調査がしやすく、調査期間も短くはなりませんが、無駄に長くなってしまう事はないでしょう。
4.車両の使用有無によって浮気調査期間が変わる!?
探偵社では車を使う対象者にはGPSを設置して調査を実施します。GPSを使う事が出来れば、調査前にいつどこへ行ったのか、その規則性から、浮気をするであろう日を推測し調査を行う事が出来ます。
それに加えて、無理に尾行をする必要がなくなり、警戒される可能性も低くなるのです。その為、無駄な調査をしてしまう可能性が低くなり、調査期間が短くなります。配偶者が車を使用して浮気をしている場合は探偵社に伝えて、GPSを使用した調査を依頼しましょう。
5.ハッキリとした浮気調査期間が知りたい
探偵社では相談料が無料の会社がほとんどなので、一度相談してみるとよいでしょう。自分の情報量などをしっかりと話した上で、調査期間と調査料金を聞いてみるとよいでしょう。
探偵社では今まで様々な浮気調査をした経験から、より正確な調査期間を導き出します。一つの探偵社だけではなく、色々な探偵社を訪れて、調査期間を聞いて回る事も大切です。
6.信頼のおける探偵社を探そう
探偵社に相談に訪れた際、こちらの話もろくに聞かず、無責任にこのくらいで終わりますと提示してくる会社は避けた方が良いでしょう。探偵社の中には残念ながら悪徳探偵社が多数存在しています。参考:絶対に選んではいけない悪質な探偵社や興信所の特徴【トラブル事例付】
そういった探偵社に依頼してしまうと、散々待たされた挙句、お金だけ取られてなにも結果を貰えないといった場合もあります。また、悪徳な探偵社でなくても、実績のない調査力に乏しい探偵社や1人で調査をしているような探偵社に依頼してしまうと、失敗する可能性も高く無駄な調査が増える事によって調査期間が延びてしまいます。
同じ情報量で同じ調査であっても、探偵社によって調査期間に若干の違いが出てきます。調査期間を短くするには探偵社選びも重要なのです。
7.浮気調査依頼中の情報提供
あらゆる要因によって配偶者のライフスタイルが変化する場合があります。それは、配偶者自身による変化もあれば、浮気相手による変化もあります。
そういった些細な変化を察知しし、探偵社に情報提供をする事で、調査期間を短くする事が出来ます。また、依頼前に見る事が出来なかった携帯電話や手帳を見る事が出来た、配偶者が携帯電話を触っている時にたまたまLINEが目に入った、電話をしている時に怪しい会話があったなど、偶然情報が増える事が多々あります。そういった場合は遠慮する事無く、どんなに些細な情報でも探偵社に提供する事が大切です。
まとめ
調査期間に一番影響されるものは依頼者様の情報量です。
警戒心がかなり強い対象者でも、依頼者様の情報量によってはすぐに終わる可能性もあります。警戒の強さによっても左右されるので、なるべく警戒されるような事のないように注意しなければなりません。
今までお話しした通り、調査期間というのは様々な要因によって決まるので、一度探偵社を訪れ、相談してみるのが一番手っ取り早く、はっきりとした調査期間を聞くことが出来ます。ですので、信頼のおける探偵社を探して、一度相談してみてください。参考:探偵社や興信所に浮気調査を依頼する前にチェックすべき23のポイント