探偵による浮気調査の尾行方法を徹底解説〜バイク編〜
探偵による浮気調査の尾行方法を徹底解説〜バイク編〜
探偵が行う浮気調査には様々な尾行がありますが、稀にバイクで尾行を行なう浮気調査があります。
バイクでの尾行は危険が伴う上、尾行がバレやすいためにあまり活用することがありませんが、実は車を使った尾行に比べてメリットも多いことから、高い技術力がある場合には実施することがあります。
今回は、どんなバイクで尾行を行うのか、また、バイクで尾行を行う際にどんなメリットやデメリットがあるのかをご紹介していきます。
INDEX
1、バイクで浮気調査の尾行を行う場合、どんな種類が良いか?
バイクで尾行するといっても、どのようなバイクでも良いという訳ではありません。浮気調査の尾行をする上で向いているバイクというものが存在しています。
どのようなバイクが良いのか解説していきます。
(1)126cc以上の目立た無いオートマチックバイク
バイクで尾行を行う場合、一番大切なことは目立たず静かなバイクを使って尾行することですが、大前提としては126cc以上であることになります。
その理由としては高速道路が走れるからで、対象者がいきなり高速道路を利用することはよくあることですので、そういった場合に対応するためにも高速道路で走ることができる126cc以上のバイクで尾行する必要があります。
逆に大きすぎるのも目立ちますので、よく街中を走っているビックスクーターなどが良いです。乗りながら片手でビデオ撮影することもありますので、ミッション車よりオートマチック車の方が調査しやすいです。
但し、クロスバイクやロードバイクなどの速い自転車や、街中の短距離を移動する車を尾行する場合には、原付バイクの方がやりやすくもありますので、状況に応じて変えることも大切です。
(2)色や形、排気音がなるべく目立たないものを選ぶ
冒頭でも解説しましたが、バイクでの尾行は非常に目立ちます。そのために尾行が発覚してしまう可能性が高く、高い技術力がなければ避けるべき調査方法となります。
尾行に向いているバイクの形状としては、黒・白・グレーなどの目立たない色を選び、形としても改造しているものはもっての他で、ノーマルの形状のものを使用するようにします。
バイクで最も注意すべき点は排気音の大きさです。普通のものでも目立つ音量のものが多いです。車に乗っている人でもバイクの音は聞こえやすく、認識しやすいのです。
2.バイクで浮気調査の尾行を行う5つのメリット
バイクでの尾行には、車での尾行に比べてどのようなメリットがあるでしょうか?バイクを利用した場合のメリットを5つ紹介します。
(1)一人で浮気調査ができる
対象者の移動手段が車なのか徒歩なのか事前にわからない場合、全ての移動に対応するには車係と尾行係の探偵が最低2名必要となってしまいます。対象者が徒歩で出た場合、徒歩尾行に1名、車処理に1名必要だからです。
しかし、バイクで調査すると対象車両がどこに駐車し、そこから歩いて行動しても、近くにバイクを駐輪してそのまま徒歩尾行に移行することも可能となるため、一人で調査することができるメリットがあります。
(2)歩いている対象者の浮気調査でもバイク尾行が大活躍する
歩いている対象者を尾行する場合、細い道に入ったり、いきなりタクシーに乗られたりするため、車で尾行するのが難しいのですが、バイクで尾行する場合には、バイクを手押しながら尾行することも可能なためメリットがあります。
(3)バイクだとすりぬけが出来るので、尾行を見失うことがない
車で尾行する場合、こちらの姿を隠す為に、基本的には対象者の車両との間に一般車両を1〜2台入れて尾行します。
しかし前を走る一般車両が信号や踏切で捕まってしまい、対象車両を見失ってしまうケースがあります。そのような場合でもバイクであれば車の横をすり抜けて追跡を続行することが可能です。
バイクの場合目立つので、対象車両の2〜3台後ろに配置し、車両の影に隠れて尾行しつつも、距離を詰めたい時だけすり抜けて移動出来るのがメリットです。
(4)突然のタクシー乗車や、浮気相手の車の登場に対応できる
しばらく街中を歩いている対象者が突然タクシーに乗車したり、浮気相手の車がいきなり登場することがあります。準備していた車が間に合わなかったり、タクシーが捕まらないような場所であっても、バイクを手押しして尾行しておけば対応が可能です。
Uターン禁止の場所で反対車線に移動して車にのったとしても手押しして反対に移動しバイクを発信させることも出来るためメリットがあります。
(5)バイクのヘルメットボックスにカメラを設置し不貞の撮影が出来る
張り込みが困難な狭い道路や、立っていたら不審で張り込み出来ないような場所の場合には、バイクを駐輪し、外付けのヘルメット用ボックスに小さな穴を開け、そこにカメラを設置します。
カメラのレンズ部分にはピンホールレンズという直径5ミリほどになるレンズを取り付け、そのカメラ映像をトランスミッターという電波送信出来る機械で送信し、別の場所で監視する形をとります。そうすることで、無人張り込みが可能となります。

3.バイクで浮気調査の尾行を行う5つのデメリット
バイクで行う浮気調査のメリットを5つ紹介しましたが、逆にバイクだとどのようなデメリットが存在するでしょうか?5つのデメリットを紹介していきます。
(1)浮気調査においてバイクの対象者をバイクで尾行するとすぐにバレる
バイクを運転する方はとても周囲に注意を払っています。又、車の中にいるのに比べると周囲の音を聞き取りやすいので、バイクが近くにいるとすぐに気がつきます。
距離を十分にあけて尾行しなければならない為、見失う可能性がとても高くなってしまいます。
(2)バイクだと張り込みが難しい
張り込みは、その場所で最も自然な形で行うことが求められます。
車であれば駐車していてもあまり不自然ではありませんが、バイクだと駐輪して立っていなければなりません。張り込む時間が長い場合には不自然となり通報される可能性が出てきます。
(3)バイクでの張り込みだと固定カメラを設置できない
決定的な証拠を撮り逃さない為に、固定カメラを仕掛け録画状態としておきます。
車内からであれば周囲に目立たず仕掛けることが出来ますが、バイクの場合には近くに置いて仕掛けるしかありませんが目立ちます。どうしてもバイクで仕掛けたい場合には、先述したようにヘルメット用のボックスを取り付け、小さな穴をあけてピンホールレンズにて撮影します。
(4)バイクでの尾行はとにかく危険
実際に当社のスタッフでバイク尾行中に事故を起こし、集中治療室送りになったことがありました。尾行している際、対象者の動きに全神経を集中している為、それ以外に対して注意散漫となってしまうのです。
車であればそこまで怪我しなかったケースでも、バイクであった場合には命の危険にまで発展してしまいます。経験を積んだプロでも危ないからこそ、素人の方には絶対におすすめできません。
(5)バイクでの浮気調査は天気が悪いと出来ない
バイクだと、雨が降っている場合には調査が出来ません。どうしても実施する場合には合羽を着て調査をすることもありますが、カメラでの撮影なども難しく、しかもスリップしたりする可能性も高くなるため危険度も上がってしまいます。
3.探偵が行っている、バイク使用の対象者の浮気調査方法
プロの探偵が、バイクを使用する対象者の浮気調査を実施する場合にどのように対応していくのか?詳しく解説していきたいと思います。
(1)調査対象者のバイクに事前にGPSを取り付け浮気調査を行う
バイクで移動することが事前に分かっている浮気調査の場合には、確実に成功させる為に事前にGPSを取り付けておきます。
これまで解説した通り、バイクを常に尾行していくことは非常に危険であり、難易度が高い作業となります。そのため、確実に成功させるためにはGPSの取り付けは必要不可欠となります。
バイク用の小型GPSを、バレない場所に取り付けておいて調査に入ります。主にマフラー周辺やスタンド付近に取り付け可能な場所があります。
バイクに取り付け可能な小型サイズで高性能なGPSとしてはシラベルという商品がオススメです。
もし自分でGPSを使い調査をしてみようと思っている方はこちらに詳しく全て書いたのでぜひ参考にしてみてください。
参考:GPSを使って自分で浮気調査をする方法|オススメから証拠の撮り方まで
(2)バイクで浮気相手と一緒に行動するかどうかで判断する
バイクに浮気相手と2人乗りして行動する場合には、GPSを取り付けておけば全ての行動を把握することが出来ますが、浮気相手との待ち合わせ場所までだけバイクを使用するという場合には注意が必要です。
GPSで行き先は判明しているものの、駐輪してから時間が経過したあとにバイクを発見したとしても、既にその場所から移動しているというケースもあります。GPSに頼り切ってはいけない調査もあります。
4.バイクでの浮気調査の場合の費用
バイクが必要な浮気調査の場合でも、通常の調査料金と比べて費用に違いはなく一緒です。
バイクを使用しなけばいけない浮気調査というのは、通常に比べて難易度の高い調査となりますが、バイクでなければ成功が難しい調査というのは存在しています。
そのような調査でも、追加費用がかからず対応してもらえるだけの探偵社に依頼した方が良いでしょう。
まとめ
実際のところ、調査員がしっかり揃っている探偵社が、浮気調査においてわざわざバイクを使用する時は2つの可能性がある時だけです。
・対象者がよくタクシーを利用する
・浮気相手の車が突然出てきて拾われてしまう可能性がある
というのも、依頼される段階で対象者の移動手段を聞いておきますので、車やバイクで移動する可能性が少しでもある場合には、事前にGPSを取り付けておきます。
タクシーを使う場合や浮気相手の車が出現するような場合でGPSを事前に取り付けることができない場合のみ、バイクを使用して対応していきます。
バイク以外の尾行方法もご紹介しておりますので、是非下記サイトをご参照ください。
浮気調査を探偵に依頼する方も近年増加しておりますが、依頼する前にかならず知っておくべきことがありますので、依頼予定の方は下記サイトをご参照ください。