再婚禁止期間って?再婚禁止期間が抱える問題点とは?

再婚禁止期間って?再婚禁止期間が抱える問題点とは?

テレビなどで一時期話題になった為に知っている方も多いとは思いますが、離婚をした場合において、女性だけには再婚出来ない期間が存在しているのです。どういった理由でそのようになっているのでしょうか?

今回は、再婚禁止期間とは何なのか?何故禁止なのかなどを説明していきたいと思います。

1.そもそも再婚禁止期間ってなに?

何

再婚禁止期間という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。それでは、一体どういったものなのでしょうか。

実は女性には、離婚した場合に一定期間再婚する事を法律で禁止されています。離婚をしてから再婚出来るようになるまでの間を再婚禁止期間と言います。

しかし、男性にはこの再婚禁止期間はありません。

2.再婚禁止期間は法律的にどのようになっている?

再婚禁止期間は法律で決められており、現在は6ヶ月間と定められています。しかし、この再婚禁止期間には例外があり、離婚をした時点で既に妊娠していた場合は、子供が生まれた日から再婚が認められています。

また、離婚をした後、再婚相手が結婚していた相手と同じ相手だった場合や、女性が妊娠出来なくなると言われている67歳以上だった場合は、6ヶ月以内でも再婚が可能です。

3.何故女性だけに再婚禁止期間があるのか

妊娠

では、何故女性だけに再婚禁止期間が定められているのかというと、「嫡出制度」という制度があるからです。

嫡出制度とは、妊娠していた場合、生まれた子供の父親が誰かを推定する為の制度です。母親から子供が産まれるわけですから、母親は決まっています。しかし、父親は誰かはわからない事があります。そうなると、父親がいない子供が出てきてしまう可能性があります。それを防ぐために父親の推定期間として、再婚禁止期間が設けられました。その規定によると、結婚後200日以上経った後に産まれた子供は現在の夫が父親とされ、離婚後300日以内に産まれた子供は前の夫の子供とされます。

こういった規定がある為、離婚後すぐの結婚を認めてしまうと、100日間、子供の父親の推定期間が重なってしまいます。そうなると、前の夫と現在の夫のどちらが父親としていいのかがわからなくなります。そういった事を避ける為に再婚禁止期間が設けられているのです。

4.再婚禁止期間の問題点

再婚禁止期間について、昔から憲法違反ではないかと言われています。どの部分がかというと、女性にだけ再婚禁止期間が設けられているのは平等ではないといった点です。

女性にだけ再婚禁止期間を定めるのは、女性差別だという考えが古くからよくいわれています。これまでも裁判でも争われた事がありますが、再婚禁止期間には、父親推定の為とった、合理的な理由があるとして、差別ではないと判断されました。

5.再婚禁止期間に対しての新しい判例

法律

平成27年12月に再婚禁止期間に対して新しい判決が下されました。父親推定の重複は100日間で足りるという事で、100日を超える再婚禁止期間は違憲であるという判決が下されたのです。

しかし、訴えを起こしていた女性は、再婚禁止期間自体が違憲だという主張をしていました。最高裁は、再婚禁止期間を撤廃した場合に、父親がいない子供が出てきてしまう事を考えると、100日の再婚禁止期間は合理的だという判断でした。

しかし、100日の再婚禁止期間の例外として、現在認められている例外以外にも、父親がハッキリしているような場合は柔軟に認めていくべきであるとも判断され、今後柔軟に運用されていくでしょう。

6.今後の再婚禁止期間について

上記のような判決が下された結果、既に再婚禁止期間を100日にするという改革案を閣議決定しました。

違憲判決があった事で法務省では離婚後100日を過ぎた女性からの離婚届けを受理するように通達されたので、事実上は既に改正されたようなものです。

まとめ

今回は再婚禁止期間についてご説明しました。ご説明した通り、再婚禁止期間中でも場合によっては離婚を認められる場合があります。もし、再婚を急いでいる場合には、弁護士に相談してみても良いかもしれません。

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