探偵が盗聴器を発見するために行っている調査方法とは?

探偵が盗聴器を発見するために行っている調査方法とは?

自分や家族しか知らない事を、他人が知っていた場合にまず考えるのは盗聴器ではないでしょうか。ストーカーに悩まされている方にとっては特に気になる事だと思います。

コンセントに仕込まれているタイプや電子機器に仕込まれているタイプなど様々な盗聴器が販売されていて、その手口は巧妙になっています。電波を発して外から傍受するタイプの盗聴器であれば、発見は容易ですが、録音しておいて何らかの方法で回収するタイプであったり、遠隔操作やプログラムでオンとオフを切り替えられるようなタイプだと発見は難しくなります。家というプライベートな空間の音や声を聞かれていると考えるだけでも恐ろしいものです。

今回は探偵がどのようにして盗聴器を発見するのか、ご紹介したいと思います。

1.実際に盗聴器が発見される割合は?

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1−1.実際に盗聴調査で発見される盗聴器は5%以下!

探偵社では盗聴器発見の依頼を受ける事がありますが、実際に調査をして盗聴器が仕掛けられている割合はどの程度かというと、実は5%以下です。100回の調査をして5件見つかるかどうかなのです。ほとんどの依頼は依頼人の考え過ぎであったり、勘違いによって過剰に心配をしてしまっているのです。

そもそも、一般家庭に盗聴器を仕掛けようとすると実際に家に入らなければなりません。家を開けた隙に侵入するという手間とリスクを負ってまでも、盗聴器を仕掛けようと考える人などほとんどいないでしょうし、実際にそうまでして仕掛けたとしても、家に侵入した痕跡が残れば警察を呼んで隅々まで調べるでしょう。

犯人が家に招かれるうような間柄だったとしても、家人の目を盗んで盗聴器を仕掛けるのは至難の業となるでしょうし、家人が気づかないような物を仕掛けるというのは難しいでしょう。それに、もし盗聴器を発見されてしまったら、まず疑われるのは家に来た人物なので、その盗聴器の痕跡や購入先から発覚してしまうリスクもあります。以上の事から、実際に盗聴器が仕掛けられているというのは、レアケースなのです。

1−2.盗聴器は発見される場所からは何個も出てくる

盗聴器が仕掛けられている割合は実際5%程度であるとお伝えしましたが、逆に発見されたお宅には何個もの盗聴器が仕掛けられています。

最高で、一軒のお宅に対して5個の盗聴器が発見されたことがありました。各部屋ごとに仕掛けられてしました。

2.探偵が行う盗聴器発見調査

2−1.探偵による盗聴器の発見は主に無線式

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盗聴器にはいくつかのタイプがありますが、一般的に盗聴器発見調査というのは無線式の盗聴器の発見調査の事です。無線式とは、盗聴器自体から発信される電波を、離れた場所で遠隔で受信して聞くことが出来るものです。

盗聴器にタイプがあるように、盗聴器を発見する機械にもいくつかのタイプがあります。その中で市販されているものはほとんど無線式の盗聴器の盗聴発見機です。盗聴器から発信される無線電波を探知し発見することになります。

2−2.有線式の盗聴器を発見する方法

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有線式は盗聴器自体から無線電波が発信されている訳では無い為、直接盗聴器自体を発見する必要があります。

まずは、家の隅々を見て回ります。盗聴器には周囲の音を拾うためのマイクが付いている事は必須ですので、家の中にマイクがついているようなものはないかしっかりと探します。電波を発生しないタイプの盗聴器には、SDカード等の保存媒体に録音しておくタイプもあります。なのでそういった保存媒体のスロットが付いている物も、調べていきます。

電池やバッテリーではなく有線で電源を取るようなタイプも存在しています。そういったタイプはコンセントの中に仕掛けられている事もあります。それに、家の外に向かって妙なコードが伸びていている事もあります。そういった所をしっかりと探した上で発見できなかった時、「盗聴されている」という確たる証拠があるような場合や絶対の自信を持っていて納得出来ないようなら、床下や天井、壁の中に至るまで探すしかありませんが、そういった場所に痕跡もなく仕掛ける事など不可能です。

証拠があるような場合を除いては、そこまでする必要はないでしょう。それでも絶対に納得できないというのなら、引越しをするしかないでしょう。

3.盗聴器と盗聴発見器のタイプ

現在行われている盗聴器発見調査で発見されている盗聴器はほぼ100%が無線式の物です。その為、盗聴器発見調査業者は無線式の発見調査しかしない事がほとんどです。かといって他のタイプも存在している事も忘れてはいけません。

依頼人の不安を払拭して、初めて調査を終了出来ます。依頼人の不安を払拭するためにも徹底的な調査を行うのであって、見つからなかったから無駄だったという事はありません。ここでは、その一番多いタイプである無線式盗聴器の発見器とその使い方をご紹介します。

無線式盗聴発見器は大きく分けて2つのタイプがあります。

3−1.電界強度計

盗聴器の調査用に販売されているものは誰でも簡単に操作が出来るように作られています。

電界強度計タイプとは、簡単に言えば電波が飛んでいるか否かを調べる機械です。しかし、電波を発している盗聴器が近くにないと反応しません。だからといって、感度を上げすぎてしまうと、テレビやラジオ等にまで反応してしまうので、うまく調節しましょう。

主な使用方法としては、電波が発信しているかどうか?をまずは確認する為に使用し、存在しているようであれば大体の設置位置を確認する為に使用していきます。

3−2.広帯域受信機(マルチハンドレシーバー)

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最悪これだけでも盗聴電波を発見することは可能です。ただ、盗聴器発見業者や探偵社だと高性能な広域受信機タイプを使用しており、かなり高額なものが必要になります。1〜2万円のものが電気街などで販売されていますが、そういったもので発見することは不可能です。きちんとした発見業務を行うのであれば5万円以上はするものを使用しなければいけません

操作方法は機械によって違い、その使い方は電界強度計と比べると複雑です。あらゆる周波数の電波を受信することが出来ます。ラジオは勿論、消防や航空の無線、携帯電話やコードレスホンまで傍受する事が可能です。盗聴器で使用される周波数はほとんど決まっていますが、徹底的にあらゆる周波数を検索します。その為、盗聴器発見調査では地道で繊細な作業と、全ての周波数を把握していることが要求されます。

4.悪質な盗聴器発見業者に騙されてはいけない

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一般的に盗聴器が仕掛けられていると感じた時、自分で調査出来ない人は、探偵よりも盗聴器発見業者を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし、探偵社と同様に悪質な業者も多数存在しているのです。あたかも盗聴器が仕掛けられているのはよくある事の様に謳って、人の恐怖心を煽るのです。調査さえしてしまえば、発見できなくても料金をとるので、物を売りつけるような業者よりもたちが悪いかもしれません。

先述の通り、盗聴器が発見される割合は1%以下です。それに、市場では盗聴器よりも発見器のほうが圧倒的に売れているのです。そう考えると盗聴器発見業者はお金を貰って調査をしているものの、実際に仕掛けられているのはほとんどないと知っておきながら、人の不安につけ込むことによって会社として成り立つ程の利益を上げているのです。まず、盗聴器をしかけるという行為自体が犯罪となっているので実際に仕掛ける人が少ないというのも当然の事なのです。

たまに、テレビ番組などで盗聴器発見業者の特集などをやっていて、実際に盗聴器を発見している様子が映し出されていますが、99%やらせです。特にぬいぐるみの中に入っていたりするような場合ですが、電池はいちいち犯人が家に侵入して替えているのでしょうか。何処で電波を受信しているのでしょうか。電池は持って数日、外でクリアな音声を聞こうと思えば、部屋の周りに張り付いていなければならないのが実情です。

5.探偵社に盗聴発見調査を依頼した場合の料金は?

探偵社による盗聴器・盗撮器発見調査の相場は1件あたり3〜8万円といったところです。料金としては調査する場所の広さにより変動することになります。

調査範囲 料金
30平米(1DK程度) 3万円〜
50平米(1LDK〜2DK) 5万円〜
75平米(2LDK〜3LDK) 8万円〜

まとめ

盗聴器が仕掛けられているかもと感じたら、調査依頼をするまえに冷静になって考えてみてください。なぜ仕掛けられていると思ったのかを分析しましょう。

今回お伝えしたように、盗聴器が実際に仕掛けられているのは5%以下ですし、盗聴器を仕掛けるというのは、労力に対して見合わないものです。発見されてしまえば足がつきやすく、犯罪なので逮捕されてしまうというリスクも背負ってしまうのですから当然です。それでも気になるのなら、調査を依頼してみてもいいですが依頼する業者はしっかりと調べましょう。

盗聴器発見業というのは人の不安によって成り立っているので、相談するだけと思っていても必死に不安を煽るような事を言います。そして盗聴器を発見する以外にも、他の調査を提案して高額な料金をとろうとしてきます。そういった言葉に惑わされないようにしっかりと自分を持って依頼に行きましょう。

一度盗聴されているかもと考え始めると、どんどん不安になっていき、最終的にはノイローゼになってしまうのです。あなたを盗聴して何か利益があるのか、ストーカーは本当に存在しているのか、勘違いではないのか、もう一度冷静になって考えてみて下さい。

ありもしない盗聴器の存在を発見しようとするのは、悪魔の証明と一緒のことです。その点には注意してください。