離婚弁護士が教える!離婚調停の期間と早く終わらせる方法

離婚弁護士が教える!離婚調停の期間と早く終わらせる方法

「離婚する!」と決めても配偶者に拒否をされれば、話し合いでは決まらないことが多いです。その為、離婚調停を考える人も多いと思います。しかし、離婚調停など触れる機会はあまりないでしょうから、どのくらいの期間がかかるのか、などわからないことだらけだと思います。

今回はそういった人の為に離婚調停の期間についてご説明していきたいと思います。

1.そもそも離婚調停とは?

まずは離婚調停について解説していきます。

(1)離婚調停ってどんなもの?

経験豊富

離婚調停は家庭裁判所で行われています。

正式には夫婦関係調整調停といって、話し合いでの決定が出来ない時に調停委員に第三者として入ってもらう事で、夫婦関係の調整をします。これは、申し立てた人が離婚を求めている時にするものです。離婚についての話し合いで、どちらの味方ではない第三者が入ることで、平等に話し合いを出来ます。

(2)離婚調停はどんな場合に行われるの?

夫婦は結婚した時は、離婚をするなど夢にも思っていません。しかし、実際には離婚という結末を迎える夫婦がいることも事実です。実際に離婚をする時には決めなければならない事が数多く存在しています。離婚をするのかどうかから始まり、親権、養育費、慰謝料など色々なことを決めなければならないのです。

難しい事ですから、話し合いですんなり決まることはあまりありません。その為、お互いの言い分を聞いて、中立的な立場の調停委員が間に入って、スムーズに話し合いを終わらせる為に行います。

2.離婚調停は大体どのくらいで終わる?

では離婚調停はどのくらいで終わるのでしょうか。

離婚調停は大体半年程度かかります。しかし、1ヶ月で終わることもあれば、1年以上かかる事もあります。

3.離婚調停はどのような流れになるの?

まずは、離婚調停を始める為に離婚調停申立書というものを提出します。それが受理されることで、離婚調停が開始されます。

しかし、申立書を提出すればすぐに離婚調停が始まるわけではありません。提出して受理されてから、2~4週間で裁判所から連絡があり、1回目の調停を行う日を決める事になります。

そこから、2回目、3回目と続いていくことになります。

4.離婚調停はすぐに終わる事もある

離婚調停が早く終る事もあります。それは、慰謝料や養育費などを支払う事は決まっている場合です。後は金額を決めるだけですが、お互いが合意する金額が決まれば比較的早いのです。金額の決定は基準が存在し、調停委員のアドバイスがあることもあり、すぐに決まってしまうこともあります。

他には、調停不調で不成立という結果ですぐに終わってしまうこともあります。

調停が始まった時にお互いの意見があまりにもかけ離れている場合は、話し合いで決めることが困難と判断され、調停不調といった場合にすぐに終わってしまうのです。

5.離婚調停が長引いてしまう事もある

(1)配偶者が離婚を拒否している場合

寂しがり屋

最初の段階で一番決定に時間がかかります。それは、離婚自体の決定です。自分が離婚をしたくても、配偶者に法的な責任がない場合、すぐには離婚できません。その為、調停で話し合う事になるのですが、これはとても長引く傾向があります。

しかし、配偶者が法的責任が問われる有責配偶者である場合には、話し合いで決まらない場合であっても、裁判になれば離婚を認められるので、すぐに調停が終わって裁判へ移行する事があります。

しかし、有責配偶者が離婚を求めた場合、相手が反対すると、法律的に離婚が認められない為に調停が長引いてしまいます。それでも、判例を見てみると、何年も別居をしていたり、子供がいない等、離婚をしても問題ないと判断された場合には離婚が認められるようです。その為、いくら話し合いで離婚を拒否したとしても、裁判で争えば離婚が認められる事になるので、すぐに裁判に移行して調停が終わります。有責配偶者であっても離婚調停を申し立てる事は出来るのです。

(2)子供がいる場合の離婚調停

子供がいると、離婚調停は長引いてしまう事が多いです。それは、両親が2人とも子供の事が大事に思っている為に起こります。

離婚調停が長引いてしまう点は、親権と養育費についてです。

この2つを調停で決めるとなると相当長期化してしまうでしょう。子供が未成年の場合は離婚届に親権をどちらが持つかを記入する欄がある為、親権をどちらが持つかを決めなければ離婚自体が出来ないことになります。

養育費を支払う事が決まれば、金額には基準が存在する為、話し合いで決まらなければ基準どおりになるので、すぐに決まる事もあります。

6.離婚調停を早期に終了させる為には

離婚調停というのは、かなりのストレスがかかってしまうものです。その為、長期化してしまえば生活の中でかなりの負担となってしまうでしょう。

しっかりと主張をしつつ、早期に終わらせる必要があるでしょう。

(1)調停委員を味方にする

調停委員は中立的な立場において、話し合いを仕切ります。その為、自分の希望通りの結果を出す為には、調停委員を味方に就けなければならないのです。

調停委員も人間であり、感情があります。手っ取り早く人間を味方につけるには、同情させる事です。人間は第一印象で判断する事が多いので、第1回目は気をつけましょう。

(2)申立書は重要?

申立書は調停委員が初めに確認するものです。申立書を見てその人を判断するのです。その為、申立書によって第一印象に大きな影響を与えてしまいます。

自分がどれだけ辛い思いをしたのか、嘘偽り無く書くことが重要です。しかし、相手を非難する内容ばかりを書いてしまうと良い印象は持たれません。

(3)弁護士に依頼する

離婚調停というのは裁判ではなく、あくまでも話し合いです。その為、弁護士に依頼したとしても、印象的には本人が出席したほうが良いでしょう。結局自分が出席するなら弁護士に依頼しなくてもいいと思ってしまうかもしれませんが、弁護士に依頼するのはとても重要な事です。

離婚調停で、離婚自体を争っている時に弁護士がついている事によって、調停委員からすれば、高いお金を払ってまで弁護士に依頼するのだから相当の覚悟があると判断するでしょう。

調停委員に本気度を伝える為にも弁護士は重要な存在です。

(4)証拠が物を言う

たとえ裁判ではなく調停だとしても、証拠というのはとても重要です。証拠があるならばしっかりと出しておきましょう。

配偶者の不貞の証拠、家庭内暴力を受けた事に対する医師の診断書などが証拠となります。証拠さえあれば、相手は真実を言うしか無くなり、調停委員は相手に対して悪印象を持ちます。但し、提出するタイミングについては事前にしっかりと考えておく必要があります。

例えば、相手の浮気が原因で離婚調停を申し立てている場合には、最初は証拠を持っていないよう装い、調停委員に伝えます。調停委員は事実確認として相手に浮気について聞くことになりますが、その時点では浮気の事実を認めずごまかそうとするでしょう。そのように調停委員に嘘をつかせた状態で証拠を提出することで、調停委員の心象が大きく変わります。

まとめ

離婚調停では当事者にかかるストレスや負担は相当なものになります。その為、出来るだけ早く終わらせたいと思う人がほとんどでしょう。ご紹介してきたようなポイントを把握しておくことで、無駄に長引いてしまわないように出来るので、しっかりと頭に入れておきましょう。

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