意外と知らない!離婚で慰謝料がもらえるケースともらえないケース

意外と知らない!離婚で慰謝料がもらえるケースともらえないケース

離婚すれば誰でも相手から慰謝料をもらえる、と思ってはいませんか?実は、離婚の理由によって慰謝料がもらえる場合ともらえない場合があるのです。今まさに離婚しようか悩んでいるあなたは、是非この記事で自分の場合は慰謝料がもらえるのかそうでないのか、確認してみてください。

 1.慰謝料がもらえる離婚理由

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慰謝料は、一種の損害賠償です。離婚でもらえる慰謝料は、離婚で損害を被るためもらえるものなのです。慰謝料を請求できる離婚理由は、以下の通りです。

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これらの理由は、いずれも肉体的・精神的・経済的などの苦痛を伴う暴力を相手から受けたとまとめることができます。また「悪意の遺棄」とは、民法752条で定められている「夫婦は一緒に暮らして家計を共にして協力しようね」といった内容に反する行為のことを指します。

離婚したいと相手に告げても話し合いに応じず、離婚届にサインしてくれない場合、次のステップとしてあなたは裁判所に間にはいってくれないかと離婚問題をもちかけることとなるでしょう。これを「離婚調停」と呼びます。

離婚調停であなたが慰謝料を請求し、勝利すればあなたは離婚慰謝料を手にすることになります。

2.慰謝料がもらえない離婚理由

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では、反対に慰謝料がもらえない離婚理由とは一体何でしょうか?

前述した1.~6.の離婚理由でない場合となりますが、具体的には以下のようなケースが相当します。

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借金の場合は、正当な離婚理由となるのではないか?と考えられる方も多くいることでしょう。

しかし、ただでさえ借金をしているのに、どうやって慰謝料を支払えるのでしょうか?

慰謝料の計算をする際には、必ず相手の資金力を考慮します。たとえ慰謝料を請求したとしても、資金がないため却下という結果になるようです。

3.もらえる場合の慰謝料の相場とは?

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それでは、慰謝料がもらえる場合の相場はいったいどれくらいなのでしょうか?

一般的な相場として、サラリーマンの場合は100~300万円程度と言われています。もっと広い範囲でみると、最低で50万円程度で最高で500万円程度です。一般人の場合は、セレブではないので慰謝料で数千万円~数億円、などといった超高額はありません。意外と知らない!離婚で慰謝料がもらえるケースともらえないケース

慰謝料の計算方法ですが、受けた被害や改善努力、そして双方の資金力や子供の数と年齢を考慮します。さらに、慰謝料の金額は離婚理由で異なります。具体的には以下の通りです。

・不倫の場合

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100万円~500万円と言われています。基準額は120万円で、それに追加し不貞行為の期間や回数、不貞にいたった理由、そのことにより受けた配偶者の精神的・肉体的ダメージを加味し、計算されます。

・身体的・精神的DVを受けた場合

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50万円~500万円と言われています。これに関しては、回数や暴力に至った理由も考慮されます。そして、それにより配偶者が傷害を負い、ウツなどの精神的病となった場合は、高額が期待できます。

・悪意の遺棄の場合

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具体的には、前述した離婚理由のうち

4.生活費をくれない

5.正当な理由がないのに同居拒否する

といったものが挙げられます。

この場合の慰謝料の目安は、50~300万円です。

その他に挙げられる悪意の遺棄は、妻が理由もないのに家事をしない、必要もないのにアパートで一人暮らししている、配偶者を虐待して追い出す、家でするよう仕向ける、健康な夫が働こうとしない、といった行為も挙げられます。

夫が働かない、妻が家事をしない、といった行為も悪意の遺棄=すなわち、離婚できる理由になるのです。不倫や暴力、といったことはしないまでも、夫婦間で協力できていない家庭、というのはかなりありそうな気がします。

以上、もらえる慰謝料の相場についてお伝えしました。一番高額を予想できる離婚理由は、ズバリ、不倫です。

4.慰謝料がもらえなくても財産分与がある

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自分が該当する離婚理由では慰謝料がもらえない、と肩を落とす方もいらっしゃるかもしれません。しかし、慰謝料がもらえないケースでも財産分与や養育費の請求ができる場合があります。

①財産分与とは

財産分与とは、夫婦で協力しあって婚姻期間中に増えた資産を、離婚時に分割しましょうという権利のことです。結婚後に増えた資産がないのであればそもそも分割はできませんが、結婚前よりも貯金が増えた、結婚してから家を買った、などの場合は。財産分与に相当します。

財産分与についての詳細は、当サイトの既存記事「専業主婦の方必見!離婚時にもらえるお金・財産分与AtoZ」も是非ご参照ください。

②養育費とは

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夫婦の間の子供がいる場合、子供が成人するまでの間の養育費を月2~4万円程度で請求することができます。この場合、もし親権者(夫または妻)に充分な資金がある場合は例外です。

しかし、夫と離婚して子供は元妻が面倒をみる、仕事はパートで月数万円しかない、といった場合は、離婚時に養育費を忘れずに請求しましょう。

5.離婚を決めたら

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さて、慰謝料をもらえる場合でもそうでない場合でも、離婚したいと決めたらまず相手と話し合いをすることが重要です。

相手と冷静に話せない場合は、時間をおくことや共通の親しい友人に間に入ってもらうことも有効です。また、友人に身内の恥ずかしい話を聞かせたくない、という方は、離婚カウンセラーや公共の離婚相談窓口などに相談するのも1つの方法です。

双方で離婚する意思が決まったら、あとは以下のことについて話し合って決定します。

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これらを、冷静にもれなく話し合うのは、夫婦の心が安定していない時には難しい場合もあります。そんなときには、家庭裁判所の力を借りて、話し合いをスムーズに進めることもできます。相手がこちらからの連絡を拒否する、話し合いに応じない、といった場合にも、弁護士は頼もしい存在となることでしょう。

まとめ

いかがでしたか?離婚して即慰謝料をもらえる、といったわけではないと、お分かりいただけましたでしょうか?また、離婚でもらえる慰謝料の相場もお伝えしました。悩ましいのは、離婚理由が明確な不倫ではないけれども、何となく浮気している?と疑わしいケースです。浮気されているかもしれないとモヤモヤしますし、確定できない場合は慰謝料にも持ち込めません。長期間にわたす場合は、探偵などの浮気調査も是非検討してみてください。

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